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甘い手/スピッツ

だいぶ間が空いてしまいました。


今日のスピッツの一曲は、甘い手です。

たまたまnote書こうかなって思った時、耳に流れてきたので、甘い手。


まあ、あれですね、超マイナー曲。でも私は好き。アルバム隼に入ってるんですよね。


すっっっごく平坦な感想を言えば、不思議な世界に連れて行ってくれる曲ですよね。

すっごい、平坦ですね。



でも雰囲気だけで聴いていたのは事実で、歌詞何言ってるのかこの曲に関しては全然意識したことなかったんですよね。


で、調べてみました、歌詞。



遠くから君を見ていた
いつもより明るい夜だった
ゆっくりと歩みを止めて
言葉も記号も忘れて



はじめから はじめから 何もない
だから今 甘い手で僕に触れて
遠くから君をみていた
反射する光にまぎれた


愛されることを知らない
まっすぐな犬になりたい


くり返し くり返し 楽しみに
日をつなぐ 甘い手で僕に触れて


衝撃に短さで驚き。


言葉も記号も忘れて、歩みを止めて、その人を見る。

甘い手、甘い誘惑で、僕を誘ってほしい。

日をつなぐ、甘い手で僕に触れて。



ちょっと危うい歌詞に、不思議なメロディー。ただの恋心ではない、怪しい雰囲気が漂っています。


ですが、それがいい。もしかしたらストーカーかもしれないし、病的な片思いかもしれない。


男の子って、女の子に対してこういう気持ちになることって結構あるのでしょうか。切実に、その甘い手で、自分に触れてほしい。遠くから君を見ながらそんなことを考えていること、ありますか?


私は結構ありました。中学とか高校とかの時ね。日陰の身だったから、好きになった男の子のこと、遠くからそういう目でみてたこと、ありました。ちょっと怖いですね、反省します。


「好きなあの子に触れてほしい」っていう気持ちを、こんな形で表現できるのは草野さんだけです。そしてこのメロディーにそれを乗せるっていう。恋の禍々しい部分を見事に落とし込んでいるなあと思いました。


まあ、全部勝手な個人の解釈ですけどね。


私もそんな風に誰かに思われてみたいな。


余談ですが、隼のアルバムジャケットって少し怖くないですか?赤ちゃんが走っている残像みたいな…隼だから、スピード感出してるのかな…


あとちょっと不思議なスピッツ色が強い作品だと個人的には思いますね。甘い手以外にも、よく分からないけど惹き込まれるなあっていう曲が多い気がします。





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