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一緒になって取り組むからこそ、お互いにとってより良い距離感が見つかる
僕は、子どもたちに「冒険」の機会を届ける事業をしています。
様々な冒険体験を通じて、一歩を踏み出し、挑戦する大切さを伝えているわけです。
しかし、何かに挑戦をする上で必ずと言っていいほど、周りの人たちと関係性を築く力が必要になっていきます。
自分が「やりたい!」と思っても、そこには仲間が必要で、巻き込む相手が必要で、社会の中では人と何かを共に創る「共創」という考え方は切っても切り離せません。
そんな風に「周りの人とより良い関係性を築く力」が挑戦には非常に重要になっていくわけですね。
とは言え、、、
この力、一長一短で身につくものではありません。
なぜなら、相手によって求められる関わり方が変わってくるからです。
個人的な話にはなりますが、2月に結婚式、入籍をし、絶賛新婚生活を送っています。
そんな結婚、そして新婚生活においてもその大切さをひしひしと感じる毎日です。
結婚から早5ヶ月がたとうとしています。
今でこそ非常に充実した結婚生活を送っておりますが、半年前までは大きな揉め事やケンカを度々していました。
誤解のないように言っておきますと、僕自身揉め事やケンカが悪いとは思っていませんし、今回のブログの結論も「揉め事は大切だ」という話に繋がっていきます。
とはいえ、毎日ケンカばかりだとやはり大変なのも事実。
ご存知の方も多いかと思いますが、僕は結構がんこなところがあるわけです。自分の考えを持っている分、ゆずれないところも多々あります(笑)
それでも、おおむね人と関わるのは得意な方です。
でも、いざ結婚生活を送ろうとしたとき、なんだかたくさん揉めた気がします。今では何で揉めていたのか覚えていないぐらいです。それでも毎日ケンカをしていた気がしますね(笑)
そう感じたときに、僕が得意なのは、表面上うまくいくためのコミュニケーションだったことに気づかされました。
本当の意味で相手に向き合って、一緒に何かを創っていくためのコミュニケーションでは無かったわけですね。
これが上下関係であればまた別です。どちらかが明確に上になり、判断基準を上が示していくため、一緒に作っていくことはそれほど難しくないのです。
しかし判断の基準を一緒に作ろうとしたとき、そのコミュニケーションでは上手く成り立ちません。
この時期、お互いにお互いのことを「相手は自分のことしか考えていない」と思っていたのではないかと思います。
それでも、そこから生活の一つ一つ、そして結婚式のプランニングなどなど、お互いに一つ一つの物事を共に決めていった結果、今に繋がっていることと思います。
その過程において少しずつお互いにとって心地の良い距離感と関わりを見出していきました。
その上で今思えば、僕の考え方として間違っていたことは「すべてを上手く役割に分けようとしていたこと」なのかもしれません。
勿論、タスクとしてこなしていく上では、役割分担という考え方は間違いではありませんよね。
でもお互いにとってより良い距離感を見出していこうとするときに、いきなり役割を分担しようとしてしまうとどうしてもすれ違いが起きてします。
それもそのはず。実はこれって、自分にとって効率よく相手を動かそうという気持ちが見え隠れしていただけなのかもしれないのです。
そうなっていくと、相手にとってどう感じて、どうしたいのか、そしてお互いにとってどうしたいのかという気持ちの部分がごっそり抜けてしまうんですね。
個人的にこれはめちゃくちゃ勉強になりました。
それを痛感してから、僕らの日常は大きく変わりました。
今では、アパートの庭で家庭菜園を始め、夫婦でこっそり音声配信まで始めています(笑)
そう考えると、お互いにとってより良い距離感や関係性を築くためには、何かを一緒にやってみることって、めちゃくちゃ大切なんですね。
相手を効率良く動かすためでなく、一緒に考えて一緒に試行錯誤して、一緒に取り組んでみること。これこそがより良い関係性を築くためのポイントだなと感じました。
これこそ、まさに「共創」ですね。
これって、子どもと大人の関係性にも通じるものがありますね。
大人は子どもと良い関係性を築きたいと思い、あの手この手、より良い言葉がけの方法を探していきます。
でもその根底には、「いかに大人にとって効率よく子どもたちを動かせるか」という気持ちが見え隠れしてしまうのかもしれませんね。
それが繰り返されていったとき、お互いの距離感とバランスは大きく崩れてしまうかもしれません。
そんなとき、もう一度より良い関係性を取り戻そうと思ったら、同じ立場にたって何かに一緒に取り組んでみることが大切になってくるのではと思います。
一緒に旅行を企画するでもよし、一緒に料理をしてみるでもよし、一緒にボードゲームで遊んでみるもよし。
相手に結果や行動を求めるのではなく、一緒に楽しみながら考え、楽しみながら試行錯誤してみる時間をつくることができると良いかもしれませんね。
子どもたちに届けている冒険体験も、ここに通じるものがあります。
人と一緒に何かを創っていこうとするとき、相手との距離感や関係性を築く力が必要になります。
それは実際に人と共に何かを考え、創り出す体験からしか身につきようがありません。ときにはぶつかり、ときにはケンカをし、話し合うこともあるかと思います。そんなとき、大人も子どもも一緒になって考え、一緒になって試行錯誤する時間を作っていきたいですね。
「冒険が人を育てる」
毎日が冒険ですね✨
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