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ウェブ解析士認定講座開催

ウェブ解析士認定講座を開催した。(2019/5/25sat)

ウェブ解析士認定講座の詳細は、またの機会にじっくり記事にするので、ここでは、開催した感想を記載する。

対象は、大手ウェブ広告代理店で、リスティング広告、ディスプレイ広告、SNS広告を運用している20代半ばの若手メンバー。

そもそも、ウェブ解析士とは、’’事業の成果を導く’’ことができる人と位置付けられている。

ウェブに関わる人に対する3つの課題

1.経営者自らウェブの活用戦略を立てるようにすること

 若手メンバーに限らず、経営層もウェブの活用戦略へ深い理解をしたうえでの意思決定が必要である。ウェブ解析士は、当然、経営層が意思決定をできるほどの、分析、仮説、主張、根拠の組み立てが必要となる。そこで必要なのが、ウェブの用語や効果、ツール、KPI、戦略の理解をすることで共通言語、と合わせて、共通認識がスムーズになる。そして、経営層は、ウェブ解析を用いて、自分で成功法則を見つける、あるいは、作り出すという意識が必要となる。

2.ウェブ担当者は、ウェブの事業貢献について説明責任を持つこと

 いま、皆さんが行っているウェブに関わる業務は、どれぐらい事業の成果につながっているのだろうか?コストはどれぐらいかかっていて、効果はどれぐらいあがっているのか?広告運用、デザイン制作、解析、打ち合わせなどの業務をおわれて、事業貢献への分析や説明ができていいないという方がほとんどである。しかし、自らの活動が、どのくらいパフォーマンスが上がりその結果、どのくらい事業の成果に結びついたのか?を説明する責任があるのである。

3.ウェブ業界はクライアントの投資対効果に責任をもつこと

 検索エンジン、ソーシャルメディア、オウンドメディア、ペイドメディアなど、ウェブマーケティングの範囲が広がりつづけている。そのうえで、クライアントの要望は、広告、ウェブデザイン、ユーザビリティなど多岐にわたるものとなっている。ここで、クライアントの投資対効果に責任を持たなければならない。のである。つまり、クライアントの要望は、効果的に効果があがるのか?を判断しなければならないのである。時には、その判断で必要がない場合は、その要望を真摯に受けないことも大切である。そして、そのためには、多くの情報の中から、ユーザーが共感・関心を持ち、情報を選んでもらうための総合的なコミュニケーション状況の把握と設計能力が不可欠となる。さらに事業内容ンを理解し、そこで求められる成果を実現するコミットメントが必要である。

ウェブ解析士講座の全体像

 ウェブに纏わる課題を解決するために、ウェブ解析士2019認定試験公式テキスト目次に合わせて、5時間の講座を行う。

第1章 ウェブ解析と基本的な指標
第2章 環境分析とKPI
第3章 ウェブ解析の設計
第4章 インプレッションの解析
第5章 エンゲージメント・関節効果の解析
第6章 オウンドメディアの解析
第7章 ビジネス戦略ごとの重要な用語と指標
第8章 レポーティング

講座は、10分~20分の解説を行い、模擬問題の演習の繰り返しという設計になっている。

講師をやってみて感想

 説明が難しかった箇所が、アクセス解析のローデータ、リファラーの解析。もう一度理解を深める必要がある。

 資料の改定箇所は、インプレッションの測定方法、広告の目的と種類、オーガニックサーチのおけるインプレッション。説明する目的とお渡しする目的のバランスを考え、文字量を増やすこととビジュアライズを整える。

 受講者の方が素直で、学びに真摯に向き合う方だったことに救われたところもある。

いずれにしろ、今回実施することができたことが大きな一歩となった。ウェブ解析を使いこなすウェブマーケティングを理解する人材育成をしていきたい。


受講者の方々からのアンケートから、ありがたいお言葉を頂いた

「学ぶ意欲はあるものの、テキストと向き合ってるだけではなかなか理解が進まない、という方には是非受けていただきたい内容だったと思います。」

「ポイントを押さえて、重点的に教えていただけ良かった。 教え方も押し付けではなく、丁寧に分かりやすく、試験勉強をより頑張ろうと思えた。 ありがとうございました。」


「お忙しい中、ありがとうございました! 最初はテキストのボリュームに戸惑いましたが、認定講座の中で簡潔にポイントを教えていただいたことで、理解が深まったと感じています。 試験頑張りますので、レポートのサポートまで引き続きよろしくお願いします。」

引き続き、合格までのサポートを行っていきたいと思える、そんな素敵な受講者との出会いに感謝する。