見出し画像

過去に作成したロゴ紹介②

ども!前回に続き、過去に作成したロゴを紹介していきます。


改めて見直していくと、今だからこそ言える改善部分が見えてきますね。


動画マガジン『TRAIN』

前回紹介した『Free PT salon』内のトレーナーチームで動画マガジンを作ろうとなり、依頼を受けたロゴです。

依頼者側からの願いとしては
・"TRAIN"ING と選手とトレーナーを繋ぐ線路、電車のイメージ
・目標や未来へとも繋がるようなイメージ
・出来れば1週間以内。

と簡単なロゴとは言え、フルコミットで集中しなければならない案件でした。

下書きのラフもノートや手帳に書くようにしていきました。
(見返しやすい様に)

画像5


そして、2日で仮案を作成。

尾形さんサンプル3

文字の上下2本のラインが線路のレール部分。中の人は色んな障害をかいくぐって目標に向かうをイメージ。
・背景が暗すぎて分らん!
・背景の色とフォントやイラストの色が微妙。
・日本語フォントもっと検証して欲しい。

尾形さんサンプル2

色んなスポーツのトレーニングに対応してます!をアピールしたロゴ。
・全体的にフォント細すぎない?
・中央のAが他のフォントと同じ太さ?
・サイクリングだけイラストの向きが逆なのが気になる。
・なんかゴチャゴチャしている。

尾形さんサンプル1

矢印と走るアイコンは、目標や夢に向かって走るイメージ。
・ロゴと下記の文章の位置が揃ってない。
・文章をもっと考えて『TRAIN』の位置までに終わらせれないか?
・欧文フォントの「I」だけ角が丸いのは何故?
・「R」の右足が妙に長い
・もうちょっと太字でも良いかも。


と、言いたい事は沢山あるもんですね…
納品期限が短いのもあり、色々検証したかったのもありました。
しかし、今思えばクライアントさんとも密に話をすれば良かったなと思います。


地域イベント『Medical Art』

「生きていくをアートする」
をテーマに開催された、地域イベントに用いられるロゴを作成して欲しいとの依頼。


相手からの要望はシンプルで
・医療に壁を感じている障害の方が希望を持てる、アートの力で限界を超える。
・色は虹色
・ロゴの感じはツイッターのアイキャッチ的な感じ

スクリーンショット (25)_LI

この時から、自分からも「価値観の共有」を無意識にやっていくようになっていました。

画像6

ラフ案もキーワードを連想ゲームで作っていき、とにかく書き出していく作業をしていました。

最終候補まであがってきたのが以下の作品。
イベントスタッフが着るかもと思って、あえてTシャツでのロゴサンプル提供をしてみました。

メディロゴシャツ①

左から順番に文字にレインボーカラーをそれぞれ入れる事で各々の空間を作り出すイメージになるように、筆記体にする事で「繋がり」をイメージ。
羽ペンにする事で「自由や壁を破り羽ばたく」を意味します。筆記体も丸文字にする事で柔らかい印象を持たせて入りやすい様に。

メディロゴシャツ②

かわいらしく、ポップにする事で老若男女だれでも印象に持てるように。
アートらしさを出すのにペンや音楽の記号で表現。レインボーは文字に直接いれました。

メディロゴシャツ③

激しく、かっこよく「art!」と少し硬く荒々しくすることで壁をぶち破ってやる意気込みをイメージ。普段は真面目に紳士のような振る舞いである医療従事者のイメージの裏の気持ちを「Art」のフォントで作りました。

メディロゴシャツ⑤

『スプラトゥーン』というゲームを意識して、ペンキを用いる事でアートさをだしました。跳ねたペンキをそこら辺にしているのはブレイクスルーを意識してのもの。虹色にする事で違うと思ってもみんな同じで協力し合えるイメージに仕上げました。

メディロゴシャツ⑥

筆記体で繋がりと「結び目」を作る事で「医療と芸術を合わせる」イメージ。虹色を使う為にペンキで描いたように見せる事でアート感を演出。

メディロゴシャツ⑦

Lをネットで使う「共有アイコン」に見立て、みんな思いを共有するイメージに。アート感を出すのに、ブラシで虹を描いたような物に仕上げました。ArtのTはブラシで表現しています。

最終的には最後のロゴデザインが採用されました。今見るとそこからのブラッシュアップが物足りない気がして…
・ブラシの形が大きすぎない?(毛の部分をもう少し小さくしたら…)
・共有アイコンが細くない?(フォントの太さと同じに出来ないのか?)
・虹のサイズ感(大きさやレイアウト位置が気になる)
・medicalとartの配置関係(MとAの位置揃わず、文字がズレる)

我ながら違う系統のデザインが出来ていたと思っていましたが、ブラッシュアップ不足を感じたロゴデザインでした。


見返す事で気づける新しい視点

デザインに正解はなく、その時は良くても、改めて見直すともっと良くしたいと思えるポイントは見えてきます。
新しい事に挑戦することも大事ですけど、個人的には過去を見直すことで初心に帰ったり、新しいアイデアが生まれると思います。

なので、皆さんも一度過去を見返す事をオススメします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?