見出し画像

「介在価値」が問われるね?

私の2社目の経歴は、キャリアアドバイザーから始まりました。若手の第二新卒と呼ばれるマーケットが芽吹きだしたころに営業・事務系の支援をしておりました。8Q連続達成で全社表彰を受けたことは今でも誇りです。

そして、業界最大手で語られるビジョン・ミッションにも、その仕事が持つ社会的意義にも強く共感したものです。

「圧倒的当事者意識」「介在価値」は常に意識していました。もちろん、承認欲求に満ちていた当時はインセンティブも達成も魅力でしたがw

そんな私は今でも、年に数名ではありますが、就職・転職支援やアドバイスをさせていただく機会があります。(副業としても承ります♪)

今日は、昨日相談に乗っていた大切な仲間が、転職活動途上なのですが、内定時のエージェントのいけてなさに驚きを感じたので「意思決定支援事業」であるエージェントの介在価値を感じる対応ってのに触れてみます。  

※ご本人からは掲載内容について了承を得ております。

★某企業からの内定を受けた30代前半男性

もともと現職よりもしっかりとした人事キャリアを形成できるキャリアを積みたいと言って昨年から始めていた転職活動。コロナ禍でもあるし、事務系若手求人は減っていくから環境としては厳しくなってきたね、と言っていた中、ご本人は地道に活動を続けておられました。

で、3日前に「内定が出ました。でも、明日の午後までに回答期限が設定されているんです。」と。具体的には伏せますが、業界柄、ブラックも怪しまれる会社もよく出る業界でした。何やら月末でもないのにきな臭いオファーだなと思ったのと、過去、その手の企業は営業欲しさに職種を配属時にあいまいにし、入社したら営業だったという実例を聞いたことがあったのを思い出しました。

まず私からはその期限はエージェント都合であることが多いことと、正当な理由があり、先方に本当に採用する気があれば数日程度の期限延長はできることをアドバイスしました。まずは期限は誰が言っているのか要確認

で、ご本人は人事キャリアをつみたいので、上記のふと湧いた実例を思い起こして、、、

「内定通知書に配属が記載がなければ、今回の転職は人事職への配属が絶対条件だから、そこをメールでもいいから文面で確約を取った方がいい」

とアドバイスをしました。本人からは内定通知書の共有を受け、やはり、 グレードしか記載がなかったのでエージェントに確認を求めるようにアドバイスしました。

驚きのエージェント対応

”配属の確認はできませんでした。エージェントにお願いしたら「企業から内定取り消しされる可能性があるからダメです」と断られました。”

それ、誰が言ったの???

僕がCAのときには、というか、今でもスタンダード以上のCAなら企業担当にCAからの質問として配属の質問をさせる。本人が聞きにくいことを確認するのがエージェントの介在価値。レベルが低すぎる、担当の。(って、知ってるやつじゃないことを祈るが。)

他にも年収が下がるから、モデル年収や昇給イメージの情報をもらって参考にしたいと。求職者にとってみたら、とても当たり前のご質問。そしたら、「質問できません」と回答があったらしい💦

「なんで質問できないの?」という事については「企業担当がそう言うんです」との返答で、昨日は「企業担当と直接話して下さい」となりました。
企業担当の方は〇〇さんという男性です。
この方は恐らく3〜4年目で僕と同じくらいの30代前半だと言ってました。
モデル年収についても聞きました。
間接部門は人が少ないので出せないとの回答がありました。


CAもRAも出来が悪すぎるわ、、、というか、企業との関係性の薄さも示唆されている。配属と年収(将来のキャリア)懸念について材料を揃えればご本人は意思決定できることがわかっているのに、何もせずに「できません」って。。。間接部門のものが出なければ、出せる職種の部分で出してもらって、あくまでも参考としてでも提示するとかできるでしょう。。。

人生の転機に立ち会う仕事なんだから、もっと顧客がどうすれば後悔のない選択をできるかという視点が持てないんだろうか?いまでもこのレベルのサービスなら復帰しても全然自分の方がいいサービス提供できるなと思った実例でした。残念。。。

それぞれの立場に寄り添いつつも、求心力となることが介在価値

企業と求職者の間に立って、自分たちの立場だからできること、企業と求職者にそれぞれの立場から寄り添いつつも、その間の存在が求心力となることがやりがいなのに、遠心力になってしまっていた残念な実例でした。

これからは生涯一社でキャリアを終えることは少なくなる。転職の機会は増えると思いますが、私も同サービスの卒業生として、介在価値の事業の高い事業であり続けてほしいなと願うばかりです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?