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観た映画の感想 #48『アラビアのロレンス 完全版』

”午前十時の映画祭13”にて『アラビアのロレンス 完全版』を観ました。

監督:デヴィッド・リーン
脚本:ロバート・ボルト
出演:ピーター・オトゥール、アレック・ギネス、オマー・シャリフ、アンソニー・クイン、ホセ・ファーラー、アンソニー・クエイル、ジャック・ホーキンス、クロード・レインズ、他

20世紀初頭、アラビアはドイツと同盟を結ぶトルコの圧政下にあった。イギリス陸軍カイロ司令部に勤務するロレンス少尉は、トルコからの独立を目指す反乱軍の指導者ファイサルに会うため旅に出る。反乱軍の無力さを目の当たりにしたロレンスは、アラビア民族をまとめあげてゲリラ戦を展開し、見事トルコ軍を打ち破ることに成功。その後も次々と勝利を収めていくが、その一方でロレンスはアラブ人同士の争いや国同士の政治的駆け引きに翻弄されるようになっていく。
(映画.comより)

https://eiga.com/movie/42205/

大学生の頃にDVDで観たことはあったんですけど、これを映画館で観られる機会があるなら逃すわけにはいかないだろうということで行ってきました。

でかい画面で観る」ということに、こんなにも意味のある映画もなかなかないと思うんですよ。

地平線から陽炎に紛れてアリが少しずつやってくるシーンとか、部隊からはぐれたガシムが這う這うの体で彷徨ってるシーン、それに続いてガシムを救出したロレンスがやはり地平線の奥から現れるシーン、その他にも画面いっぱいに映し出される日の出のシーンだったり単純に行軍を遠景で撮ってるシーンだったり、とにかく空間が左右にも奥にも無限に広がってる感覚を浴びるには映画館の大画面が絶対に必要。

もう一つ現実的な理由として、完全版ってインターバルを含めると上映時間が4時間弱あるんですけど、家でそこまでの長時間ずっと映画に集中し続けるっていうのも正直難しいし。

集中してないと勢力図が分かりにくくなっちゃうっていうのは最初に観た時も今回も感じたことで、でもこれは初見じゃないんだからせっかく観に行くなら作中の時代の世界史情勢を勉強しておけばよかったのに、そうしなかったのが悪いですね……反省。

2週間限定の上映ですが、先に言った通りこれほど映画館で観ることに意義がある映画もなかなか他にないですし、イベントをやってる映画館が近くにあるなら行っておいて損はないと思います。
観る時はなるべく前の席で!


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