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出囃子プレイリストをつくろう

ここ最近、音楽を聴きたいときはいつも流しているプレイリストがある。
タイトル通り、芸人の出囃子を集めたプレイリスト「出囃子プレイリスト」である。
お笑いファンなら誰しも一度は通る道だと思うし、例に漏れず私も作ってしまった。

楽しすぎる。

お笑いには結構音楽が関わる場面って結構多い。コント中とか、番組テーマソングとか。芸人が出した楽曲もいっぱいある。

その中でも、「出囃子」は他とは違う特別なものだと思う。
原則1組に1曲なので、「その組を象徴する楽曲」となるのは明白である。

あの曲が流れたら、あの人たち。この曲といえば、この人たち。
出囃子を聞いている時は、その芸人を強く思い浮かべることになる。

出囃子を聴くことって、本当に本当に大きな念が篭っている気がしている。その一曲に芸人の想いが込められていないはずないので。


出囃子プレイリストのつくりかた

お笑いファン2年目に突入して数ヶ月しか経っていない私が書くのもどうかと思うし、わざわざ読むものではないが作り方を記しておく。書きたいから書くだけ。上の目次から飛ばせるはずです。

⒈ 好きな芸人の出囃子を知ろう
お笑いライブに行って初めて知るのが出囃子との最高の出会い方だと思っているが、地方住みにはそんなに都合のいい場所はない。
現代において物事を知る上で一番手っ取り早い方法はインターネットを頼ることである。大体の芸人の出囃子は検索すればまとめサイトとかですぐ出てくる。まとめてくださってる方へ、助かります。マジに。

よしもとの若手限定の話だが、よしもと漫才劇場に所属する芸人さんの出囃子に使われている楽曲は劇場のロビーで流されているらしく、定期的にマンゲキSNSで「ロビーBGMリスト」として投稿されているので、確実に知ることができる。マンゲキはSNSを活用し過ぎている。

∞ホールの看板芸人さんたちの出囃子は検索すれば一発で出てくるので置いといて、神保町よしもと漫才劇場に所属する芸人さんの出囃子を一括で知るには「大舞台で響かせたい」のブックレットを買うのが一番いいと思う。詳細は各々で調べてください。中身が魅力的すぎる。1月の終わり頃の発売が待ち遠しい。私が手に入れるのはもっと先になると思うけど…
また、ジンゲキTikTokに投稿されている、神保町芸人が舞台袖で次の出番を待つ様子から舞台へ飛び出していく姿までを見られるシリーズ「神保町の舞台袖」では、各自の出囃子が流れていることがほとんどなので、激レアな舞台袖の様子を見ながらそれぞれが使用している出囃子も知れる神企画になっている。ジンゲキのTikTokはこのシリーズと芸人がよく分からないまま踊る動画、「#こっちでやろうぜ」だけでいいと思ってます。

あとは、出囃子に関するインタビューか、芸人がインターネットで「出囃子これです!」とか発信してるのを探すしかない。険しい道だが、きっといつか見つかることを信じて突き進むしかない。
ラジオをやってるならふつおた的にメールを送るのもあり。


⒉ 出囃子プレイリストを作ろう
お使いの音楽サブスクがあれば、すぐに出囃子プレイリストを用意してください。知ってる出囃子をとにかくたくさん入れるよりは、自分が「普通に好き」よりも好きな芸人と、生で聴いた出囃子に絞って作るのが当店のオススメとなっております。よりその芸人さんに対する念が強いほどイントロが流れた時の高揚感があると思うので。やっぱり追っかけてる人たちの出囃子が流れるのは嬉しいよね〜〜。

順ぐりに流すか、ランダムで流すか

私個人の意見としてはランダム一択なんですけど、皆さんどうされてるのでしょうか。
「次は誰だろう」「次はこの人たちか、いい出囃子だな」「うん、いい出囃子だった、次は誰だろう」ということを半永久的にできるのが、ランダムの強み。数十曲でも聴いてて飽きない。

私は基本歩いている時か、音楽を聴きながらでもできるような作業をしている時、あとは寝るときに出囃子プレイリストを聴く。
「シャッフル睡眠法」みたいなのあるじゃないですか、適当な単語を聴いているうちに寝ちゃうみたいなやつ。それの芸人版です。芸人をランダムで思い浮かべるうちに音楽の心地よさに乗せられて寝ちゃうよ、みたいな。確実に寝れます。

私にとって、「出囃子プレイリスト」とは

私が、お笑いにハマってから初めてお笑いライブで生で聴いた出囃子はエルフの「ハートおムービング」だった。エルフの出囃子がそれであることは知っていたけど、会場中にアゲな曲が大音量で響いた後にめっちゃ知ってる人たちが出てきたことにまず感動してしまった。あとエルフにピッタリすぎた。そりゃそうか。
それからいつも、出囃子プレイリストを流してるときにこの曲が流れてくると、あの日を思い出す。

『サザエさん』が流れれば、ママタルトのコミカルでハッピーな漫才を思い出して、楽しくて温かい気持ちになる。ママタルトの漫才と、サザエさん自身のイメージによるものだろう。

「あの曲」が流れれば、あの人たちを思い出して、ちょっとだけ楽しい気持ちになる。

「あの曲」が流れれば、その人たちを思い出して、ちょっとだけ熱い気持ちになる。

「あの曲」なら、あの人の選曲センスに感心すると共に笑顔になる。
「あの曲」なら、あの人たちとの思い出が蘇ってきてときめくと共に笑顔になる。

そういう曲が、いっぱい詰まってる場所。

だから出囃子プレイリストを、今日も再生する。

出囃子に関係のない話

この文章を書いている中で、芸人について呼び捨てにしたところと「芸人さん」と記したところがある。

芸人のことを尊敬の念からかいつでも「芸人さん」と表現する人もいるし、否定はしないが、「芸人」という括りは職業、ひいては「芸をする人=お笑い以外も含まれる」とか考えてると、芸人にさん付けするのって合ってるの?となっちゃう。「芸人さん」という呼び方が悪い、って言ってるんじゃなくて私が考え過ぎてるってだけだと思うが。「スピッツさん」の違和感と同じ。コンビ名にもさんは付けたくないのも同じ理由。失礼と思っていた方がいたらまーごめです。

ちなみにこの最後の方の文章の「あの曲」、1つ目は全てに当てはまるとして、2つ目は真空イメージ、3つ目は赤嶺総理イメージです。街ゆく人とすれ違う時に耳の中でデスボイスが流れている、という優越感といったら!赤嶺総理のやつは本当に良い。「ピッタリ!!」以外の言葉が見つからない。4つ目もなんだか沢山います。思い出して楽しくなれる記憶ってなんぼあっても良いですからね!!!!

マイ出囃子プレイリスト

こんだけ出囃子と出囃子プレイリストを語ったので自分のを載っけても許されるでしょう。プレイリストのうち一部を㊙️大公開。順番はあんま気にしないでください。アルバム画像切ってるのは著作権が怖いからです。
ちなみに普段使用している音楽サービスはApple Musicです。UIが分かりやすい。
「あの曲がない!」とかいうコメントは受け付けていませんが、好きな出囃子コメントはいつでも受け付けてます。自分が好きを語るのが好きな分、他人が好きなものの話が大好きなので。


四角がはみ出てるのは気にしないでください
比較的神保町に寄っています

これで終わりです

そういえば前回のイチゴの記事、思っていた数十倍のスキがついていてビビりました。個人の感想なので軽く受け止めてくれると嬉しいです。

またいつか書きます。
ちゃんとした自己紹介もいつか書くと思います。自己紹介の代わりと言っちゃなんですが、誰しも一度は考えたことがあると勝手に思っている「私の出囃子」はキリンジの『台風一過』です。

ここまでお読みいただきありがとうございました。
オツカレシタ!

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