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SEO対策で見落としがちな点!効果的な対策

普段SEO対策はもとより、マーケティングやSEOコンサルも行ってる自分の手法を書いていきます。

web業界に来た時はコーダーとして働いてましたが、運よく学ぶ中で
当時SEOの基礎みたいなの物も同時に教えてもらえました。

今から10年以上も前の話になりますが、その時からSEOのトレンドみたいなのを追うのは苦ではなかったんですね。

自分の血肉になってる点として、ただサイトページをマークアップするだけでなく、運用の効率性や検索上位させるための、きちんとした内部対策が自然と出来るようになった事です。

流入を考えたときに、googleはオワコンだと言う意見も増えてきましたが、それでも書いた記事や作ったサイトが上位に表示されればメリットも大きいのは変わりません。

なのでまだまだ無視できないのがSEOの現状だと思ってます。

■記事本文よりキーワード選定に時間を

実際の手法に入っていこうと思いますが、昔のSEO対策と全く違う点として、内部対策も情報収集が命と言う事です。

サイト内のソースに闇雲に狙ったキーワードを入れておけばオッケーだった時代は終わり、まずはどのキーワードで狙うか。

これが肝になります。

例えば、ダイエット系商品の記事を書いて検索上位表示させようとした場合、

①その商品を使う人は?
②どんな理由で使いたいのか?
③その結果どうなりたいのか?
④今抱えてる悩みはなにか?
⑤何を知りたいのか?

少なくともこれぐらいは調べる必要が出てきます。

ただ「ダイエット 商品名」みたいなキーワードで記事を書いても、競合には勝てませんし、上位表示は難しいでしょう。

■最初に仮説を立ててみる

最初に①の項目に対して、仮説を立てます

ターゲットの性別、年齢、趣味趣向、生活環境、趣味、職業などのあたりを付けます。いわゆるペルソナ設定ですね。

ここはかならずしも正解である必要はありません。
あくまで当たりをつける段階です。

次に②では想定される理由を箇条書きでピックアップしておきましょう。

ある程度ペルソナ設定が完了したら、その人の気持ちになってなぜこのダイエット商品を欲しいと思うのか、ここを考えていきます。

実際にこの段階からググる事が増えてきますが、重要なのはユーザーの気持ちを掘り下げてみる事です。

ただ痩せたいのか、締まった体にしたいのか。
贅肉をおとしたいのか、漠然と痩せたいと思い始めたのか。

想定できるのはこんな感じでしょうか。

③にあたる部分ですが、欲している結果をイメージします。

痩せた上で彼氏に誉められたいのか、モテたいのか、着たい服があるからなどなど、求めている結果もイメージしていきます。

②と③を取りまとめて、そこから確度の高そうな物、且つニーズが一番ありそうな物から優先度をつけましょう。

友人に聞いて回ったりして、一番多そうな理由と結果を導き出す事も時にはします。

④は一応考えておく項目です。

これは、それまでの項目の付随物に近い情報で、最終的には知っておく事で次の記事や他の類似商品の記事を書くときに横展開できる物です。

特に健康食品系やEC系の記事を書く時には、悩みは集めておくようにしましょう。

⑤上記全項目を元に、結局今の時点でユーザーが知りたい情報はなんなのか

これを定めます。

痩せる運動方法なのか、安くて飲みやすい商品なのか。
それとも、高価でも確実に痩せる商品を探しているのか。

ダイエット一つとってもこれだけの仮説があります。

最後は商品から逆算して、多くのユーザーが求めている情報はこれだ!と言うところまで絞りましょう。

■ロングテールキーワードから探してみる

ユーザーが求めているであろう情報をあらわす一語を探しましょう。

今回の例だとダイエットの5文字がメインに来ますが、重要なのはその後に続くであろうキーワードです。

ロングテールキーワードとは、複数のキーワードを用いた検索語句です。

ダイエット」だけなく、「ダイエット サプリ 安い」なんてイメージですね。

普段自身が検索するときを思いだしてほしいのですが、知りたい単語一語でググる事って稀ですよね。

特定の映画の上映時間と映画館が知りたければ、
作品名 渋谷 スケジュール」とかって検索するじゃないですか。

本来だったら作品名だけ入力して、そこで自分の知りたい情報が網羅できてればいいんですが、なかなかうまくいかない。

その結果一回でより欲してる情報に近づけるために、ロングテールキーワードを用いて検索するわけです。

したがって、その商品から想定されるキーワードを幾つか挙げてみましょう。

商品の特徴として下記の物が推しになっていたとしたら、

●ダイエットサプリ
●高級感がある
●値段も高い
●評判は良さげ

商品名 価格 口コミ」とか「商品名 評判 高い」とかが多く検索されるキーワードになるんではないでしょうか。

上記は何も調べずに適当に書いただけですが、根本のキーワード選定のイメージはこんな感じで行います。

■別の言いまわしがヒットする場合も

10年前と違うのは、ネットが普及したことによってどのキーワードも大体競合がたくさんいる事です。

特定のジャンルに至っては、もはや参入すらできないと思った方がいいでしょう。

今回例に挙げたダイエットもそうですが、保険美白コスメなどは数も多く上位に大手企業がいるのでまず勝てないと思います。

しかし、場合によっては切り口を変えて検索上位に表示させる。

そしてユーザーの流入を確保できる手法があります。

それは、キーワードの違いを利用した方法です。

ダイエット系の記事で書こうと思った場合、「痩せたい」と言う感情や理由、悩みがユーザーにある事は想定されますが、日本語で別の言い方でググっている可能性もあるんです。

先の⑤項目でいうと②と③にあたる部分ですが、従来だったら
ダイエット 痩せる サプリ」などのキーワードに着地しそうな場合、
夏 水着 痩せたい」と検索しているユーザーもいそうだってことなんです。

これも調べたわけではないのでイメージだと思って下さい。

ググる理由は?=痩せたい
なぜ痩せたいのか?=今シーズン海に行くから
求める結果は?=痩せて新しい水着を買って奇麗な自分を見せたい

この様な背景を持ったユーザーだって一定数以上存在しそうですし、その場合「夏 水着 痩せたい」とかで検索しそうじゃないですか。

②と③では、時に切り口を変えてみて、別の視点からキーワードを出してみる事も大事です。

競合がひしめいて上位表示がされない場合でも、まったく別のキーワードで勝負する事で、簡単に上位を取れるケースは多々あります。

■執筆してる時間より情報収集にかける時間の方が多い事も

今回ここで紹介した手法は自分が普段行っている基本的な流れになってます。

実際は、この項目ごとの合間に特定の無料ツールを使ったり、内容によっては①に戻って別パターンを探ったりするので、一概には言えませんが。

基本として抑えておく事だと思ってます。

これらは業界では「情報設計」と言われる事もありますが、とにかく時間のかかる作業です。

ジャンルによっては結果的に記事を書いている時間より、情報設計の方が時間がかかる事もあるぐらいです。

裏を返せば、直近のSEOでは記事を書く前に戦いは始まっていると思いましょう。

いかに情報を集めて、仮説を立てるか。

その仮説がどこまであってるか、さらに情報を集めて自分の中で精査する。

内部対策と言えども、今はここまで行う必要があるぐらいに思っておいた方がいいと思います。

■基本的なマークアップは確実に抑える事

最後になりますが、ここまでは最近のSEOの根幹に当たる部分について書いてきました。

大前提として、既にサイトやブログ内のソース回りは整えておく必要があります。

記事はちゃんとタイトルがh1になるようになっているか、そのh1はきちんとページ内に一つになっているか。

h2以降の見出しの並びも、きちんと数字の並びになっているか。
(初回出てくるh2より先にh3があるとおかしいなど)

これらの内部対策は古くからgoogleが推奨してきたことではありますが、現在では結局これらを無視しているとユーザーのためにならないページと判断されます。

昔からの小技も、無視できないものとしてあらかじめ自身のサイトはしっかり成型しておくようにしてください。

機会があればソース回りだけで後日記事を書いてみたいと思いますが、特筆すべき点としては以下に列挙しておきます。


●titleタグにキーワードが含まれているか
●discriptionはきちんと書かれているか、また内容に沿っているか
●h1がきちんと書いているか、ページ内に一つか
(html5ではきちんとマークアップしていれば複数設置可能ですが、当面は一つにしておいた方が無難です)
●h2以降の見出しの並びは適切か
●strongタグは多用しない。
できればページ内で一回キーワードに着けておく
●サイトのディレクトリ構造は簡潔になっているか
●記事ページのurlは数字の羅列になっていないか

etc

一部書いてみましたが、結構膨大ですね。
この他にもいろいろあります。

■SEOはユーザーの気持ちから考える

まとめとなりますが、結局のところ求められるポイントは、ユーザーありきで書かれている記事かどうかと言う事です。

内容はキーワードに紐づいて、ユーザーが求める物を分かりやすく簡潔にまとめているか。

信頼性の高いオリジナリティのある記事でユーザーを納得できるものか。

サイトのソースもきちんと整える事で、見出しが乱立してユーザーが見にくい記事になっていないかなどなど。

突き詰めると、今のSEOは全てユーザーのためにあるものです。

アフィリエイトなどを進めていると、ついつい利益先行でガシガシ攻めたくなるものですが、基本はユーザー目線で作る必要があります。

選定したキーワードを適度に用いて、それを見出しに入れるなど正しい内部対策をしましょう。

ユーザーの求める情報をうまく掲載できれば、後は競合との兼ね合いですが、幾らでも上位表示はできるようになります。

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