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花山歩 #1  (八幡平5月)

5月中旬ごろ、八幡平山頂付近はまだまだたくさんの雪が残っていて、お花なんて咲いてる気配がないのですが、足元を良く見ると雪解けが早かったところから小さなお花達は咲き出し、大好きなお花の季節がはじまります。

ヒメイチゲ (姫一華)

八幡平 見返り峠  2022.5.16撮影

科名 キンポウゲ科 
花期 5月下旬~6月上旬
花言葉 あなたを守りたい
分布 北海道・本州近畿地方以北
   シベリア東部・中国・朝鮮・樺太・千島
   亜高山帯~高山に生えます。

八幡平 見返り峠  2022.5.16撮影

毎年一番先に咲くヒメイチゲ。
あまり群れることがないと言われてますが、
八幡平のヒメイチゲはわりと固まって咲いているので、1つ見つけると
あっここにも!この子も可愛い♡と次々と目に入ってきてイチゲの目になります。

八幡平 畚岳  2021.6.3撮影

草丈は5~15㎝ほど。
葉は根生葉と花のすぐ下の茎葉の2種類あります。
分かりやすいのは花の下にある茎葉で、茎に3コの葉っぱがぐるっと輪生。さらにそれぞれ3コに裂けてます。そしてちょっとギザギザしてます。
根生葉はピンボケではありますが、上の写真の左下に映りこんでました(笑)丸っこい3小葉。
今度はちゃんと観察しよう(笑)

花アップ 

花は純白で、1㎝ほどの小さくて可憐な花を咲かせます。
正確に言うと白いところは花びらではなくガクだそうです。
花びらの役割も担ってるとは言え
知らなかった(笑)
小さくて可愛いお花には『姫』の名が付くことが多いですね。
イチゲ(一華)は❝花が一つ❞と言う意味から
ヒメイチゲになったんですね❣️

八幡平 2021.5.28撮影

太陽が大好きなヒメイチゲ。曇りの日はご機嫌斜めの気分屋さんです。
花はすぼみうつむき加減になってました。

ヒメイチゲいろいろコレクション


イワナシ (岩梨) 

八幡平 見返り峠

科名 ツツジ科 常緑小低木
花期 5月下旬~6月中旬
花言葉 恋の噂 
分布 日本固有種。
   北海道西南部・本州の日本海側
   山地~亜高山帯の樹林下に生えます。

八幡平 見返り峠  2022.5.16撮影

5月中旬頃つぼみがちらほら見えるようになります。
まだ堅そうですねー!
イワナシは日当たりのいい登山道わきで見ることが出来ます。

2021.5.20

つぼみがぷっくりし始めますが中々咲きません。

八幡平 見返り峠  2021.5.27撮影

5月下旬。ドラゴンアイが見ごろをむかえる頃に開花します。
花の大きさは7~12㎝ほどで透き通るような薄いピンク色。
葉っぱは互生して長楕円形。毛が生えてます。

八幡平 登山口付近 2021.5.27

地を這って成長するので背丈は低い木です。他の植物たちが成長すると埋もれます。なので梨の実の事をすっかり忘れて見逃してしまいます。
梨の味がするという実。ぜひ食べてみたい(笑)

八幡平 登山口付近
見返り峠よりちょっと遅めの6月開花

葉っぱの大きさに対して小ぶりの花を咲かせるイワナシ。見逃してしまう事も結構あります。花期も短いのでレアなお花です。

咲き始めの花

5月はまだ数えるほどしか咲いていませんがこちらの花も見ることができました。

ショウジョウバカマ


エンレイソウ

御在所沼

八幡平アスピーテラインのゲート付近にある御在所沼もたくさんのお花が咲きます。

ミズバショウ(水芭蕉) 2022.5.16撮影
少しピークは過ぎてましたが、場所によってまだたくさん咲いていました。
ミネザクラ(嶺桜) 別名タカネザクラ



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