見出し画像

【詞】傘

今回も昔の詞を載せてみます!
暗い感じではありますが、
気に入っていただけたらうれしいです!


雨がぽつぽつ 髪に染み渡る
足元には 街を映す水たまり
爛々と 雨を楽しむ子供たち
ちいさな傘を差して踊る


僕もまた、幼気な気もちになりそう
いっそのこと 彼らに紛れたいよ


同じ水たまりの上を歩いているけど
僕と彼らじゃ 其処に映る街並みは
大きく違って見えるんだろう..


その青い傘は 薄い涙色みたいで
絵の具を塗ったような あの空も今では
哀しみの固まる 濃い涙色みたい


気まぐれに浮かぶ雲は 涙を拭う
真白い布の様




傘を差して見えないようにしている物も
やがては綺麗に見えてくるかな?


傘を差して踊れば 子どもの頃に
近い気もちになれるかな?


..なんて思ったりして
毎日、同じ道を歩く

街が夜になる頃にさ

la la la...。



2020 3月

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?