色補正と照明効果で雰囲気を作る!【AIイラスト・チューニング_001】
さて、このシリーズ第1回目は色補正と照明効果による加工チューニングについてです。
黒猫さんの画作りでは色の調整や照明効果による演出の追加などをとても頻繁にしています。生成時まんまの色で発表している絵はあまり多くなく、殆どの場合、なんらかの色調整をしています。
まあ、お化粧のようなもので「これなしで人前には出られません!」みたいな感じですね。普段はベースメイク的な簡易な色調整ですが、ときどきフルメイクって感じの絵の雰囲気ごと替えてしまうような濃いお化粧をする場合もあります。
今回は上の投稿を例にしてどのような加工を施したのかを簡単に解説していこうと思います。
まず、上の絵が生成した元稿です。これにフルメイク的な色調整をして、投稿したような絵に仕上げます。
元稿は暖色系で夜の仄暗さのある柔らかな表現はできていましたが、自分としてはもっとダークな「酒場」の情景が欲しいと思っていました。
絵自体は気に入っていたので生成し直すおよりも加工修正で対応することにしました。
▶photoshopによる明度・色味の修正
まず天井からのペンダントライトを光源とした明かりを演出するため、シャドーを描いたレイヤーを3枚足して絵に陰影を作ります。
さらに明るさ・コントラストの調整とレンズフィルターで青みを足して「夜」の空気感を演出しました。
こんな感じで色味の調整をおこない、暗いバーの感じと青さの追加でちょっと大人っぽい空気に仕上がったかなと思います。
こんな感じで複数枚のレイヤーを駆使した色調整・照明演出をしています。実はこの例はかなり単純な調整で、もっと凝った演出を入れたい場合などは10~30枚ぐらいのレイヤーを使って調整したりもします。
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