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職場との関係を恋愛に置き換えてみたら、自分が何を選ぶべきかがよく見える。

今退職・転職活動をしている。
辞意を伝え、引き留めがあり、面談を重ねているとふとデジャブに陥った。
なんだこの場違いなあまずっぱい感情は。懐かしい。
そうだ。恋愛の別れ際のアレだ・・・。
職場が変わるのも初めてのことではないけど、転職に比べれば、恋愛のすったもんだの方がやや経験値高め。
今退職活動真っ只中で迷ったり悩んだりするとき、恋愛に置き換えて過去の経験を重ねてみると案外あっさりと答えが出る気がしたので書いてみる。


最初は両思いだったよね、私たち。

今の職場に就職したのは7年前。
「ここしかない!」という熱い想いをエッセイにしたため、面接に臨んだ。
わたしの片思いから始まり、ラブレターを書き、熱い告白をして、晴れて両思いになりお付き合いを始めたわけだ。


恋人同士、どちらかだけがステージを変えるとき


今の職場に勤め始めてから、結婚、2度の出産と大きなライフイベントがあり、その度生活スタイルも価値観も変化していった。
それでも職場は変わらずわたしを受け入れてくれた。そう「変わらず」。
変わった者と変わらない者が共にいる。
職場にいる10時間は変わらない「元のわたし」に戻る。
そして職場を出た瞬間、「新しいわたし」の顔に変わる日々。
でもそのバランスが保てなくなった時、いや、見ている未来が違うことに気づいてしまった時、不意に「別れ」のふた文字が浮かんで来るは自然なことだろう。


どちらかが悪いんじゃない


別れの原因は様々だけれど、ざっくり言えば全て「価値観の相違」だろう。
わたしの価値観が変わったこと。
その会社の価値観と一致しないこと。
どちらも原因ではあるが、どちらかが悪いわけではない。
両者は「今」違うものを見ている。
ただそれだけのこと。


別れ話を引き延ばしていいことは一度もなかった


「条件を譲歩するから、大事な存在だから、考え直せないか」
辞意を伝えた管理職との面談で慰留を受け、ふと昔の別れ話を思い出した。「悪いところ直すから、もっと大事にするから、もう一度やり直せないか」
恋人とこんなやり取りをした経験がある人は少なくないと思う。
わたしはある。
言ったことも言われたことも、ある。
そして、わたしの場合、やり直して良い結果になったことは一度もない
別れを決意するまでに冷めてしまった気持ちは、そう簡単に再び燃え上がることはそうない。


大事なのは「両思いである」こと


価値観がすれ違った時に、それが歩み寄り可能なものかどうか、歩み寄ってでも大事にしたものが両者の間にあるのか、それが全てだ。
両者の間にあるもの・・・それは、
「好きという気持ち」かもしれないし、
「一緒にいて高め合えること」かもしれないし、
「二人で描く未来」かもしれないし、
もしかしたら「利害関係」かもしれない。
それはカップルによって様々だし、会社との関係もきっとそうだ。
でも大事なのは「両思いであること」なのだと思う。
今自分は会社と、仕事と、両思いだろうか?


常にカードは自分の手の中にある


変えられないものを受け入れるのか、受け入れられないものを変えるのか、変えることも受け入れることもできないとき他を選ぶのか。
全ての選択肢は自分の手にある。
自分が自分の意思で決めて、自分の選択に責任を持つしかない。
原因がなんであっても、自分の選択は誰のせいにもできない。
それは恋愛であっても仕事であっても。






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