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タイ人学生の出会いのプラットフォーム(日本人がタイで出会える場所)

前の記事で少し触れた、タイ人学生の恋愛、出会うための主なプラットフォームについて深堀りしてこうと思う。

タイでの恋愛観は何かと違和感を感じることが多いが、これまでの生活を通してタイ人の学生がどこで、どのように異性と知り合って、カップルになってく軌跡を多く見てきたと同時に、多くの外国人が一方で、現地の人との恋愛発展で苦労してるのを見てきた。そんな我々日本人がどのような場所でタイ人と交流できるか、過去の経験と共に振り返りながら、まとめていきたい。そしてこの記事を読むことで、タイ人学生や日本人が、お互いに出会いの機会を得ることができる情報を提供できればと思う。

はじめに:日本人が人気という誤解


タイに初めて旅行した時、多くの日本料理屋があるのを目の当たりにしたし、日本人だと分かれば、素敵な笑顔でありがとうとか言ってくれるタイ人が多くて、日本の文化って大人気だなって思った。そこから1年後、タイの大学に正規留学して、より色んなバックグラウンドのあるタイ人友達もできたりして、思ったことがあった。

◤ 日本あんま人気じゃない 

まず日本語で言うと、トリリンガルになろうとしてる多くのタイ人学生は、中国語を選択するし、それに次いで最近人気な選択言語科目は韓国語。日本語を進んで勉強してる学生はかなりの少数で、単位のために嫌々日本語を勉強してるタイ人学生を多く見てきてる。アニメは未だに人気だが、日本のドラマ、映画を好んで見てる人も少なく、韓国ドラマ>中国ドラマ>日本のアニメ、ドラマっていう印象を受ける。それに今や韓国アイドルやドラマの人気によって、イケメンなアジア人=韓国人みたいな先入観がタイを圧巻し、かつてタイ人が思っていたであろう【日本】の面影は今はなく、日本(人、文化)という存在がニッチになりつつあるのを日々実感する。だから、多くの人が抱いているだろう、タイ=安い、日本文化浸透してる、チヤホヤされる、のような幻想はタイに来るまでに捨てるべきた。

Tinder


今や、ほとんどの国のマッチングアプリのマーケットシェアでトップに踊り立っているTinder。タイのTinderと言えばゲイ、レデイーボーイの巣窟というイメージがあったがそんなことはない。確実にTinderの認知は若い世代間で増えている一方、前の記事でもいったようにフックアップ文化はタイの文化と相反する。ではどんなタイプの人がTinderを使っているのだろうか?
・プロフィールにインスタのアカウントだけ載せてる女性→そのアカウントに飛ぶと鍵垢→ただのフォロワー稼ぎ
・fwbはセフレという意味ではなくフレンドウイズビュッフェ(ご飯を一緒に食べる友達)という意味で、奢られ目的
สายฝอ(サイフォー)と呼ばれる外国人好き女(特に西洋男子好き) こういう女性は基本アジア人を見下してる。特徴 : ぴちぴちのドレスに素敵な笑顔、長髪。ニップレスも最近多い

สายฝอ(サイフォー)のイメージ

実際、Tinderを通して恋愛に発展してるカップルは少ない。คนคุย(コンクイ 訳:友達以上恋人未満)の関係で悩んでるタイ女性がマッチングアプリの広がりとともに増えてきてる印象がある。タイにおけるマッチングアプリ市場はまだまだ改善の余地がある。

結論 : THE タイ人女性はまずTinderをやらない。(Bumble, Thai cupidは使用者少ない)

バー(大学の近く)


まずタイ人の性質として、太陽が沈めば沈むほど活発になることを頭に入れておいてほしい。そしてタイの大学の多くは寮が充実していて大学街で生活が完結できる。つまり彼女らが外に出るってなっても街中に出かける事は少ないし、お酒を飲むってなったら、大学近くのクラブ、バーに行くことがほとんどで、彼女らの活動範囲はかなり狭く、コミュニティーも小さい。だが前述したสายฝอ(サイフォー)と呼ばれる外国人好き女はフッ軽で、大学街から離れて飲んでるパターンも多い。実際に、多くの留学生はこのような女性と仲良くなるパターンが多く、タイ人女性=สายฝอ(サイフォー)がタイのマジョリティーだと思うのだろう。そして、彼女らと毎日のようにお酒、女に溺れてる留学生も多い印象を受ける。一方で、สายฝอ(サイフォー)とは正反対の、おしとやかな印象がある THE タイ人女性も、クラブには出入りする。タイ人にとってのクラブは日本人にとっての居酒屋感覚だからだ。そんな彼女らもお酒を飲めば一変するし、普段シャイなTHE タイ人女性が、タイ人特有のリズムで踊りだしたりするからそのギャップには目を奪われる。
タイ人男性のナンパ方法は、グラスを片手に持ち歩きながら、気になる女性が座ってる席に行って、「乾杯~!!」ってするだけである。酔った女性陣から男性陣に声をかけるということもある。ナンパというより、これがタイのクラブ文化だと思えれば、初めて声をかける人でもフランクにいけるだろう。クラブに行くなら、大学近くをオススメする。なぜなら大学近くのお酒飲める場所は値段設定が優しい+タイ人学生の雰囲気も知れるからだ。

ゲーム


日が沈むまでの間、彼女らがなにをしてるかと言えばゲームだ。性別問わず、PUBGやLoL(League of Legends)は特に大人気で、ゲームを通して友達と親交を深めるのはタイあるあるだ。実際に、周りの友達でゲーム内で知り合って、カップルになってる組を何組も知ってるし、ゲーム内だけで親交を深めて実際に会う前に付き合ってるカップル(バーチャルカップル)も何組かいる。ゲーム好きにはこの出会いは最適かもしれない。

SNS(Facebook, Instagram)


睡眠の次に時間を費やしてるだろうSNS。彼女らにとって、SNSにプライバシーなどの概念は存在しない。タイ人女性の特徴として、周りの友達を把握したがる、というのがある。例えば、返信が遅くなった時や、もう面倒くさくなって連絡を無視した際には、彼女らは私のフォローしてる人に連絡を取りまくり、原因などを徹底的に調べられるし、その結果、痴話喧嘩なのが一瞬にして友達に知れ渡る。それに周りの友達を把握されてるため、彼女らは私がなにをしてるのか逐一把握できているのだ。つまり、SNS経由で最初に出会うという行為は、自分を丸裸にして、服をその女性に預けるのとなんら変わりない。これを考慮すると、LINEなどのメッセージアプリの方がよく感じるかもしれなが、今のタイの学生たちにとってのLINEはより親しい人、大学に関する情報をやり取りするアプリっていうイメージがあって、SNSより先にLINE聞いたら不思議がられる。よって、SNSでファーストコンタクト取り、親密になってく過程はプライバシーを重要視する人には向いてない。

おわりに


以上の事を踏まえると、私的にはクラブでの出会いが一番いいのかもしれない。実際、クラブで出会ってからの恋愛がタイ人学生の間で最も多いパターンだ。最近日本通のタイ人の友達が見してくれた一つのツイート(リツイート1万2千越え)で、興味深いのがあった。それは【タイで仕事してる日本人の10人中9人は不倫してる説】だ。(気になる人はこちらのメディア欄へどうぞ)もし彼女や奥さんがいながら、お店ではなく、いわゆる【素人】の女性と遊ぼうとしてるなら今すぐ止めた方がいい。もしLINEを本名で登録していて、遊び目的で女性と連絡を取り合うなら、それは本末転倒である。実際に私の周りの友達が、Tinder経由で知り合った日本人男性(駐在員)が奥さんの存在を隠しながら、交際をしてて、後で奥さんの存在を知ったっていうケースが多い。その男性はツーショットとかも撮ってたりして、警戒心のなさに驚いたが、もし遊ぶならお店で遊ぶのをおすすめする。
タイの大学に在籍してる日本人学生にも同じことが言える。遊ぼうと思ってるなら下手に遊ばない方がいい。なぜならそういう噂はYelloTalk(掲示板みたいなアプリ)などでタイ人学生の間ですぐに広まるし、何度も言うが、そもそもフックアップ文化はまだタイには浸透してない。日本でも同じようなことが起こるが、日本の数倍タイはこういう話題に敏感だ。
観光立国タイと言われる陰で、不倫大国とも揶揄されることのあるタイ。そんなタイも、昨今のSNSや、マッチングアプリの広がりによって、タイ人の恋愛観も確実に変化してきてる。年々彼らの恋愛観の変化を感じれるのは、タイ留学の醍醐味の一つだ。



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