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中国市場での日本車の立ち位置-BYDの躍進-

EV車の需要が全世界で急激に高まる中、中国のEV産業は著しい発展を遂げている。この影響で、日本の新車販売が中国市場において競争力を失い、窮地に立たされている。実際にトヨタ自動車の中国法人は、中国自動車大手の広州汽車集団との合弁会社「広汽トヨタ」が約千人の有期契約の従業員を契約満了前に削減した。電気自動車(EV)の普及が進む中国で、市場投入が遅れている日系メーカーが苦戦している証拠だ。一方、現在のEV市場シェアの約60%は中国が占めており、その中心として存在するのがEV車メーカーのBYD(比亜迪)だ。この中国EV車の雄【BYD】はアジアのデトロイトと称されるタイはラヨーン県に工場を建設し、2024年から年間15万台の乗用車の生産し、より拡大していくとのこと。

© Counterpoint Research 2023 出典: [Global Passenger Electric Vehicle Market Share](https://www.counterpointresearch.com/wp-content/uploads/2023/03/Global-Passenger-Electric-Vehicle-Market-Share.pdf)

BYDの市場シェアは、テスラやフォルクスワーゲン・グループといった競合他社を凌駕する大幅な伸びを記録している。2021年第2四半期から2023年第1四半期までのBYD Autoの市場シェアの年平均成長率(CAGR)は約 87.34%。 これは、BYD Autoの市場シェアが、この期間、世界の乗用車用電気自動車分野で力強く急成長していることを示している。引用してるリンクの数がそれを物語っているだろう。そのくらい凄まじい勢いで自動車産業が変化しているのだ。

PIVOT 【中国で日本車メーカーは生き残れるのか】世界のEVの60%は中国/EV発展を導いた「起業家精神」と「政府支援」/口コミから見えるBYDとテスラの違い/日本メーカーの挽回は難しい【Yoren金田修】から一部抜粋

年々、中国で日本車を見る機会が少なくなってるという。では実際に最近の中国でどのような車が走行してるのか見てみよう。中国街景 Chinese Street View のYouTube動画を見れば一目瞭然。余談だが、街並みも道路も整備されてて中国綺麗だ。
2025年まで日本国内100店舗程度のディーラー展開計画を発表しているBYD。日本でも中国車が頻繁に走行する日が目の前に迫っているかもしれない。
アッパレBYD


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