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タイ留学(大学)ー完全ガイドブックー0から渡航するまでの手順

「私、留学することに決めました!!!!」
「留学は決して高いハードルじゃないんです!!!」

こんなブログ記事や、YouTubeのタイトルにばっかり目が行きますが、いざ見てみると分からない、留学するまでの手順が結局わからない。留学するプロセスって複雑そうだし、だからこそエージェント(留学代理店)があるわけだし、、そもそもタイの大学って英語のカリキュラムあるの、、?

っていうみなさんのお悩みにすべてお答えします。

その前にタイでの日々の生活、タイ人の友達とよく話す話題などについて投稿してるTwitterのフォローもお願いします。@no_bias_no_ero
※この記事では、タイ留学(大学)についての手順を書いてます。

タイ留学の手順

目次

  • 留学の種類

  • 留学先の選び方

  • 大学にコンタクトする流れ

  • 費用

  • 留学ビザの取得方法

  • 最後に

このような流れで解説していきたいと思います。尚、読者様からのフィードバックは今後の改善に大変お役に立ちますので、リアクションお願いします。

留学の種類


私自身の留学スタイルは、こちらの大学に一年生から卒業まで在籍するという、いわゆるフルタイム学生ですが、これまで色々なタイプで留学している日本人含む外国人の方を見てきました。そのタイプには3つあります

  1. 日本の大学組織などの教育機関経由からの交換留学

  2. 現地の語学学校に入学

  3. フルタイム学生としての留学(長期留学)

1の日本の大学経由の交換留学に関しては、半年もしくは1年間という期間での留学スタイルです。この期間でタイのことをより好きになり、フルタイムの学生に切り替わる日本人学生もたまに見かけます。
手続き方法に関しては、大学側が手続きしてくれる場合が多いと思うのでスキップします。(尚、大学側がしてくれない場合の留学方法は、長期留学とプロセスは一緒なのでご安心ください)

2の語学学校に関しては、短期間から中長期可能で、有名な所でいくとチュラロンコン大学の外国人向けタイ語学習コース【Intensive Thai Program】ではないでしょうか。その他、英語の語学学校が豊富にあります。

3のタイの大学に長期留学について、入学から卒業までの約4年間をタイで過ごせる留学スタイルです。交換留学生には付属されてないようなイベント、そして現地の人との深い交流、タイの文化、人、雰囲気をより知れる絶好の機会です。

留学先の選び方


学校の選択によって金銭面、生活面などで大きな違いが出できます。例えば都心部(バンコク)と地方では、生活費が大きく変わってきますし、インフラが整ってない地方に行くと生活費用が安くなる反面、通学面などで苦労されると思います。最初に分かりやすく、バンコクと地方の良い点、悪い点を述べたいと思います。

バンコクが留学先であるメリット、デメリット

メリット

  • インフラが整っていて、生活感が日本と変わらない

  • 旅行がしやすい

  • 色んな選択肢が豊富

デメリット

  • 交通渋滞が酷くて、通学がストレスに感じる

  • 屋台ご飯は比較的安いが、バランスのいいご飯を食べるなら値段は日本と変わらない、もしくは高い。全体的に思ったほど安くない

  • 誘惑が多い

次に地方で留学するメリット、デメリット

メリット

  • バンコクと比べると色んな費用が安い

  • 本当のタイが知れる

  • 自然豊かで、のんびりとしたライフスタイルが送れる

デメリット

  • 交通手段が少なくて、バイクもしくは車を購入する必要がある

  • 外国人が住めるアパートが限られる(ビザの関係)

  • コミュニティが広がりにくい

タイ=安いと思われる方が多いと思いますが、バンコクで生活するならもう安くないと思うのが正しいです。屋台のご飯やローカルな食事を食べ続けられるなら比較的安く抑えられるかもしれませんが、周りの知り合いも含め、母国料理が恋しくなって、食費が予想より高くなってしまうのが実態です。
それに加え、タイでは自炊文化がなく、部屋にキッチンがないといった物件も多いですし、一人暮らしの場合は外食した方が安上がりする場合が多いです。
ですが、地方に行ったら日本食が食べれないという問題もございません。タイ各県の街中にはセンタンといわれる大きなショッピングモール(日本でいうイオンモール)があって、そこには日本食レストランが併設されていまし、ショッピングモール外でもタイには多くの日本食屋がありますので、そのご心配はいりません。なので食事面を考慮して、場所を選択する必要はございません。

実際、地方にある大学の情報があまりなく、都心部の大学を選択する人も多いかと思います。タマサート大学、チュラロンコン大学などの有名国立大学などの教育機関は都心部に集中してるし、悩ましいところです。

ここで、いくつかインターナショナルプログラムがある有名地方大学(国立)を紹介したいと思います。

  1. チェンマイ大学(チェンマイ県)

  2. メーファールアン大学(チェンライ県)

  3. プリンスオブソンクラー大学(ソンクラー県)

  4. コンケーン大学(コンケーン県)

この四校が、特に留学生が多く、尚且つインターナショナルプログラムが豊富で地方にある国立大学だと言えます。こちらの四校の利点はバンコクから飛行機で行ける+インフラがある程度整っている、というところです。
私自身もこの四校に実際に足を運び、キャンパス内を散策したことがありますが、とにかく広くて綺麗です。キャンパス内には無料バスがそこら中で走っていて、移動にも困らないと思います。なによりもいいなと感じたのは留学生を受け入れる体制がきちんとしている点です。

都市部か地方どちらかがいいかは、どのようなライフスタイルを送りたいかによると思います。例えば、ショッピングが好き、好きなアイドルのライブに行きたい、タイらしいナイトライフを楽しみたいという方には都心部がおすすめですし、タイのスローライフを感じたい、山が好き、自然あふれるキャンパスで勉強したいという方には、地方の大学がおすすめです。

費用


ここでは簡単に国立大学と私立大学の学費がどのくらい違うか見ていきましょう。
私立大学アサンプション大学の学費 一学期約65,000バーツ、4年間で約550,000バーツ
国立大学タマサート大学の学費 一学期約82,000バーツ、4年間で約660000バーツ
※文系学部の平均
※タイの大学は2学期制が多い
文系学部であれば、学費には大きな違いがないように見えますが、タイも学歴社会と言われていて、国立大学の方が良く見られたりするので、国立大学進学が無難かなと思います。

その他の費用は、タマサート大学のホームページによると、一か月当たり食費+交通費で5000~10000バーツ。それに通信費なども加え、家賃を10000バーツだと仮定すると、月20000バーツ強出費する計算になります。昨今、タイバーツが高くなってきてますので、タイ=安いと誤解されてタイ留学を決断するのはおすすめしません。

大学にコンタクトする流れ


次に気になった大学の情報をどのように入手するかですが、これはとても簡単です。
まずは検索エンジン(Googleなど)を開きます。
下の画像のように、気になる大学名 international program と入力し検索。

その大学のホームページをクリックして、気になる学部の詳細を表示して、アプライに必要な書類、英語の最低基準をチェック(IELTS 5.5以上など)
※もし情報が見つから場合は、international affairs division に直接メールで問い合わせましょう。
この時、必要となる書類は

  • 高等学校卒業証明書(英文)

  • 高校の成績証明書(英文)

  • パスポートのコピー

  • その学校が定める英語能力を満たした証明書(IELTS, TOEFLなど)

※大学によって異なります。英語の基準を満たしていれば、書類審査だけという大学もあります。

アプライ後、テストを受けに行ったり面接をして合否の結果を待ちます。

留学ビザ取得方法


ビザ申請と聞くと、申請プロセスが複雑そうで自分でするのが億劫に感じる気持ちもわかりますが、そんなことありません!!!!順を追って説明していきます。

大学側から合格通知が来たら、次のステップ開始です。
まずは大学側から

  • 入学許可書(Acceptance letter)

  • 推薦状(Recomendation letter)この二つの書類は原本レターヘッド入りでなければなりません!!

  • 大学学長のサインと身分証明書

などがタイの大学から日本のご自宅に送られてきます。各大学には「International affairs division」と言われる留学生を統括してるエキスパート組織があるので、書類の不備はないかと思われます。

これらの書類が届いたら、在東京タイ王国大使館のウェブサイトに飛んでビザ申請時に必要な書類をチェックします。留学生がとるビザは、ノンイミグラント-EDです。
※在東京タイ王国大使館、在大阪タイ総領事館、在福岡タイ総領事館では、申請可能なビザの種類、必要書類、申請に要する日数や受領の仕方が異なります。各申請場所のホームページよりご確認ください。

以下の書類がビザ申請時(国立大学の場合)に必要になります。
※私立大学進学の場合は、下記の書類+タイの私学教育委員会の承認状が必要になります。

  • パスポート原本と顔写真ページのコピー

  • 大学側から送られてきた書類すべて

  • 申請書(Application For Visa)★

  • 経歴書(Personal History)★

  • 証明写真(カラー写真、縦4.5cm 横3.5cm)

  • 航空券予約確認書コピー

  • 身元保障書原本(タイの学校に直接入学する場合)★

  • ビザ申請料金10000円(現金のみ)

※申請者が20歳未満の場合は保護者の身元保障書原本★+パスポートor 運転免許証のコピーと申請者と保護者の家族関係を証明する公的書類も必要になります。

上記の書類(文末に★がついてる)はすべて在東京タイ王国大使館のウェブサイトでダウンロードできます!!
これらの書類が書き終わったら、タイ王国大使館のホームページで、ビザ申請予約をします。この予約というのは大使館に行く日、時間を予約するということです。この予約は出発予定日から逆算して3週間前にすることを強くおすすめします。私自身、予約が都合のいい時間にとれなくてギリギリで申請した過去があります。また、予約なしで直接大使館に行っても、受け付けてもらえないので注意しましょう。
※重複しますが、必要書類などは随時変わることがあるので、大使館ホームページに記載されてる情報を定期的にチェックすることをおすすめします。

予約日に、大使館の方に行き必要書類を窓口で渡し(書類の不備がある場合はその場で訂正)、申請金10,000円払って、数日後に受け取って、出発日まで待機という流れになります。

渡航準備に関しては、日本で買えるものは基本タイで全部揃えられるので、必要最低限の衣類、薬で十分かと思います。

最後に


以上がタイの留学のノウハウです。タイに限らず、多くの国での留学もこの流れで可能かと思いますが、確実な情報を提供したいという思いで、タイに絞らせていただきました。
タイは本当にいい国です。タイに留学しようと決意した日から今日に至るまで、一度もこの決心に後悔したことがありませんし、周りの日本人の友達に聞いてもそのように思ってる方がほとんどです。日本人の留学先の多様性がより高まるように、タイ留学のリアルをこれからも投稿していき、それが少しでもみなさまのお役に立てたら幸いです。

タイでの日常生活や、タイの文化などに対して思ってることを、よりフランクにツイッターではつぶやいておりますので、そちらのフォローもよろしくお願いします!!! @no_bias_no_ero


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