みんなが主役でいいじゃん.
最近、暇だったのでNetflixで面白そうなドラマを探していた。
そこで見つけたのが、「ザ・ファビュラス」という韓国ドラマ。
ネットで調べると「いまいちだ」「つまらない」みたいなことを書かれていて(賛否両論)、その前評判の悪さがドラマを見たいというモチベーションに繋がった。あえて僕はこの韓ドラを見ることにした。
あらすじ↓
まず着目すべきはこの主演男性のビジュアル。
すごく中性的で可愛らしい顔つきなのに、オスとしての色気も感じるエロさ。それと同時に中学の同級生を街中で見つけたような懐かしさを感じた。
気になって調べてみたところ、韓国のアイドルグループ・SHINeeのミンホという人だった。
(SHINeeと聞いて「うわ懐かしいな」という感情を抱いた人はきっと僕と同世代です。)記憶が正しければ、中学生くらいの時にSHINeeが流行っていた気がする。そこから10年もの時を経て、再会することになって思わず感動。
10年経った今、本業のアイドルではなく俳優としてお目にかかることができたこと、ただでさえ競争が激しい芸能界という名の戦場にいて、ネットフリックスのドラマに出演しているってもう奇跡としか言いようがない。
ミンホ氏、恐るべし。
性差を超えた愛と友情
ドラマでは、ファッション業界で成功するために奮闘する4人の若者たちを描いていて、仕事・恋愛・友情というありきたりなテーマを軸に動いていく。
まず個人的に男女の友情が多く描かれていたことが気になった。
「男女グループ」という構成が、神秘的で輝いて見えるのは僕だけなのだろうか。
代々木公園でお花見をするグループ、カラオケ館からワイワイしながら出てくるグループなど、男性だけ・女性だけではなく、「男女という集合体」だけですごく魅力的に感じるし、何だか微笑ましい気持ちにもなる。
そんな男女グループ内の特有のノリみたいなものがドラマ内で垣間見えた。
社会人になると、新たに友達を作ったり、コミュニティに加わることはハードルが高い。
だからこそ何でも話せる友達やコミュニティを持っているというのは、とても貴重でありそれが人生の豊かさや幸せに繋がると思う
男女でくだらない話をしながらお酒を飲むのを早くやってみたいと思うこの頃です。
韓ドラに影響されがちな男ですねほんと。
主人公は一人じゃない
ドラマを見ていて強く惹かれたのはマーケター、カメラマン、デザイナー、モデルといったファッション業界の色んな職種の人を描いているというポイント。
1つの職種にフォーカスするのではなく、どのポジションも同じ容量で満遍なく描いており、その仕事が持つ苦労・やりがいなどを垣間見ることができる。なんていうんだろう視聴者を一種の職場見学をしているような気分にさせてくれる作品だと思う。
(自分がもし学生で、ファッション業界志望だったら見ておきたい作品だと思う)
主役のチェ・スビンが演じた広告代理店の役が特に魅力的で、モデルやブランドなどいろんな大人達の間を取り持ち、西へ東へ奔走する彼女の姿を見ていると、いつのまにか引き込まれ画面の向こう側から応援したくなった。
輝かしいファッションショーやイベントには、チェ・スビン(広告代理店)のような裏方がいて初めて成り立っているんだなと改めて勉強になった。
オーケストラのように各々が自分の役目を全うして、一つの作品を作り上げていくとことの難しさや美しさをドラマの中で見ることができた。
自分の与えられた仕事に向き合い、大切な仲間やコミュニティを大切にする大人達の青春劇。未来への明るい希望と性別を超えた絆の尊さを感じさせるドラマだった。
予告編
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