【質問箱】（多分）漫画家さんからナンバーナインに寄せられる質問に全力で答えてみた
4年間で約78個の匿名質問に答えました
こんにちは。ナンバーナインCXOのころくです。
日々新しい取り組みに挑戦するナンバーナインでは、Peingという質問箱を開放しています。
新しい取り組みやサービスを提供していると、提供者側（弊社）としては「分かってくれるだろう」という思ってしまうのですが、意外と「よく分からん」と思っている方は少なくありません。
ナンバーナインのデジタル配信サービス「ナンバーナイン」はコチラ:
https://no9.co.jp/top
じゃあ、ナンバーナインに興味を持って頂いている方々が何を分からなくて、どんなことに興味を持っているのかを直接教えてもらおう！というのがPeingを公開している理由です。
改めて振り返ってみると、気まぐれに始めた2017年くらいから今までに80近いご質問が届いていました…！少なくない人がナンバーナインに興味を持っていただいているんだなぁと、しみじみ思いますね。いつもありがとうございます。
頂いたご質問にたいしては、すべてに目を通した上でできる限りすべて回答するというスタンスでやっていますが、1件だけ回答を見送らせていただいているものがありました。質問というよりもご自身の主義主張を唱えるような趣旨の内容だと捉えたため、見送らせていただたことをご了承くださいませ。
そこで今回は、これまでに届いた79件のご質問の中から、よくいただくご質問をピックアップしてまとめていきたいと思います。
※ 2-3年近く前のご質問も入っているため、当時の回答と現在のナンバーナインの状況が変わっている場合があります
※ 質問の内容を読み解く限り、概ね漫画家さんからのご質問だろうと考えて、匿名ですが「漫画家さんからの質問」とさせていただきました
Peing（質問箱）でよくいただく質問まとめ
Q: これからビジネスとしてナンバーナイン用に漫画を書こうと思います。最低、何ページから出版できますか？また漫画家側からしたら何ページくらいの作品がナンバーナインさんは望ましいと思いますか？200ページ一冊より、40ページの読み切り5冊（200ページ）とかのほうが売り上げ良いとかありますか？
ご質問ありがとうございます！弊社での出版をご検討頂きありがとうございます。頂いている2つのご質問に回答いたしますね。
出版可能な最低限のページ数ですが、一つの目安としては、32Pの読み切りくらいのボリュームを目安にしていただければと思います。
望ましいページ数としては、結論を申し上げますと多ければ多いほど嬉しいです。
200ページ1冊か40ページ5冊か、というご質問ですが、こちらもケースバイケースですが、同人作品など個人で同人誌として出されている作品の場合は40ページ5冊の方がよいかもしれません。
Q: 取り扱っている商品の宣伝ですが、各電子書籍サイトに具体的にどのような宣伝をしてもらってますか？
ご質問ありがとうございます！具体的な宣伝としては、基本的に割引セール施策を実施する際にバナーを用意するので、希望ストアさんのTOPページにバナーを掲出していただいたりしています。アプリさんとかであれば、アプリTOPページに一つの作品のバナーを掲出いただいたりすることもあります。（できるだけすべての作品に割引施策の機会を一度は作るようにしています）
その他、すべての作品に対して弊社Twitterアカウントを活用した「配信開始ツイート」やnoteでの配信作品公開など、自社の中でも地道な広報活動を展開しています。
※注: 2022年6月時点では、お預かりした作品すベテに対して定期的に割引キャンペーンを適用したり、ストアへの先行配信を行ったり、当時以上にグロース（販促）チームが販促手法について考えて実施しています
Q: 他の電子書籍代理配信会社とは違う、ナンバーナインの売り、強みを教えて下さい。
ご質問ありがとうございます！他社さんとの違いについてですが、正直他社さんのサービスの詳細までは理解できていないので大きなことは言えませんが、弊社の強みは、
・高水準（印税換算で約30％）の還元料率
・電子書籍クオリティの高さ
・積極的な販促活動（セール、キャンペーンなど）
・ECサービスとの連携や確定申告代行サービスのご紹介など、電子書籍配信だけでない多角的な事業展開
上記のような点かなと思っています。
※注: 2022年6月時点では、ナンバーナインという会社自体がデジタル配信サービス「ナンバーナイン」を始め確定申告代行サービス「ナンバーナインタックス」、漫画家マネジメントサービス、WEBTOON制作スタジオ「Studio No.9」など幅広いサービスを提供しているため、総合的に漫画家さんをサポートする体制自体が強みになってきていると感じます
Q: プロデビューしてないと配信してもらえないのでしょうか？
ご質問ありがとうございます！弊社がお手伝いしている作家さんは、商業・同人・Webなどメディアや手法を問わず活躍されている方々ですので、プロデビューをしている必要性はございません。
Q: 分冊出してからのまとめて一巻出すとか出来ますか？
ご質問ありがとうございます！はい、分冊版を出してからまとめて一巻分として配信することも可能です。
Q: ナンバーナインさんに配信してもらっていても、自分のブログや他投稿サイト（ニコニコ等）に配信（ナンバーナインで配信してるとの宣伝として）作品の一部とかしてもよろしいのですか？
ご質問ありがとうございます！
もちろん宣伝OKです！
弊社でも、配信日に全作品の配信開始ツイートを行ったり、漫画の第1話や制作エピソードなどを作家さんのTwitterアカウントでツイートしていただくなど、
作家さんご協力のもとで、配信開始に合わせて宣伝させていただいています。
作品が多くのユーザーさんの目に触れるような方法を考えているので、質問者さんもぜひ投稿してみてください！
Q: 熱心に販促していただけるのは、ナンバーナインのメンバーの方が好きで、贔屓している漫画だけですよね？あまり平等に販促していただけてるようには見えませんが
ご意見ありがとうございます！
「熱心な販促」が何なのか分かりませんが、弊社が個別のセールを行う作品は、巻数や作品数、他にお預かりしている作品があるかどうかなど、複合的な理由で決めています。ただし、「メンバーが好きで贔屓している漫画だから熱心に販促している」ということではないことと、「作品の巻数やページ数、金額に違いがあるため個別の販促活動はすべての作品を平等に扱うことができない」ということは明確にお伝えさせてください。
一方で、弊社でお預かりしている作品に対して、条件に応じてすべて何かしらのセールを実施するように努力をしております。お預かりする作品が一人でも多くの方に届けられるよう積極的に施策を行って参りますので、厳しい目で見ていただけると幸いです。
Q: そちらで電子配信をお任せしながら「紙」のほうは自分で同人誌などで販売しても大丈夫ですか？
可能です！弊社はあくまで著作物をお預かりして、電子書籍の配信をさせていただくサービスですので、紙の本を出したい場合はご自由にしていただいて構いません。
Q: PODへの対応予定はありますか？ 紙で出したいのですが…。
ご質問ありがとうございます！弊社、デジタルファーストを標榜していることもあり、現状はPODの対応予定はございません。体制が整ったら紙版も出してみたいものです…。
※注: つい先日、デジタル配信サービス「ナンバーナイン」の新しいサービスとして、「POD出版サービス」の先行リリースを行いました！「体制が整ったら紙版も出したい」と言っていた当時の思いがようやく実現できる規模感、体制になってきたのかと思うと大変感慨深いです…。
▼POD担当・小笠原のnote参照: https://note.com/no9media/n/na38d749c77bb
Q: だいたい拙作が電書化されて爆死決定ですがその後の展開はあるのでしょうか
ご質問ありがとうございます！「どこかからご質問者さまの漫画が電子書籍化されたが、全然売れない。ここからあと新しい展開（キャンペーンなど？）はあるのか」ということでよろしいでしょうか？
「その後の展開」については、正直電子書籍化を行われた版元さん次第で一概にどうこうは言えないですね…（玉虫色ですみません）。その作品の巻数やページ数によっては、◯巻無料施策などのキャンペーンを実施することもあるでしょうし、「売れない」と判断された作品は特に新たな展開はない、という判断を行うこともあるでしょう。
憶測の域を超えず恐縮ですが、直接電子書籍化をされた版元さんにご相談してみてはいかがでしょうか？
Q: 出版されてからギャラが振り込まれるのはいつくらいですか？翌月や翌々月ですか？数百円単位だったとしても振り込まれますか？
ご質問ありがとうございます！ギャラというのは印税と捉えてもよろしいでしょうか？
弊社の印税のお振込みサイクルは、四半期に一度（3,6,9,12月）です！電子書籍の売上報告については非常に複雑な状況のため、例えば6月の売上が確定するのが3ヶ月後とかだったりします。
振込については、各支払いタイミングごとに1万円を超える場合に振り込ませていただいておりますが、毎年9月のタイミングでは、1万円を超えていない状態（数百円単位）でもお支払いを行っています。
※注: ナンバーナインの支払いの流れは下記リンク先に詳しく記載があります
https://no9.co.jp/other/faq/620
匿名でも実名でも、お気軽にご質問ください
これ以上やっちゃうとものすごく分量が多くなってしまうので、今回は前編として11の質問と回答を掲載いたしました。
質問をいただくということは、ナンバーナインに興味を持っていただいているということだと思いますので、これからも引き続きご質問をお待ちします。
匿名質問箱「Peing」でも、ナンバーナイン公式Twitterでも、僕のTwitterアカウントでも、どれでも歓迎です。忙しい時はお返事が遅くなりますが、いつでもお気軽にご連絡ください。
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