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YouTubeチャンネル 「漫画家合同チャンネル unico」 ができるまで。



どうもこんにちは、ナンバーナインの荒井です。

今回は、「YouTubeチャンネル 「漫画家合同チャンネル unico」 ができるまで。」をテーマに起案者の小龍さん(@kotatsu358)と 弊社の担当者である工藤(@yudai112535)にインタビューをしました。


どういう背景でuncioが始まったのか、なぜナンバーナインが関わることになったのかについて掘り下げていきたいと思います!

ーー「ご自身もTwitterで活躍されている小龍さんは、どうして別メディアのYouTubeでチャンネルを作ろうと思い立ったのですか?」

小龍さん:「ずっとYouTubeに興味はあったんです。ユーザーが大量にいて、3年くらい前からどうやって進出すればいいか解を探していました。ただ、どういうコンテンツを作ったらいいのかが見えてこなかったんです。」

ーー「コンテンツの方向性がなかなか定まらなかったと?」


小龍さん:「そうです。しっくりくる形みたいなのがなかなか見つかりませんでした。そんな中、去年あたりからYouTubeで2ちゃんねるなどのネットに転がる面白い話を漫画動画形式にした動画が、連日急上昇ランキングに入るようになってきたんです。もうそれは明らかにトレンドといえる程の勢いで、これは自分たちの漫画も見てもらえるチャンスだと感じ行動を始めました。」

ーー「最初はどんなことをされたのですか?」


小龍さん:「とにかく色々な記事や動画をみました。サロンなんかもいくつか入ってみて情報を集めていきました。そこでまずわかったのが、毎日更新が本当に重要だということ、逆に言うとそこが作家が参入するときの最大の障壁となっているとも言えました。だったらグループでやれば毎日更新できるのでは?と思い、一緒にやりたい作家さん達に声をかけていきました。皆さん僕と同じようにYouTubeには興味があったみたいで、割とスムーズにメンバーは集まりました。」

ーー「グループで活動されるなら皆さんで運営できそうなのに、なんでナンバーナインが運営に入ることになったのでしょうか?」

小龍さん:「まず、元々このYouTubeの活動は電子書籍を絡めて展開していく予定でした。
ただ、まずはこの企画をある程度は形にしないとということで、動画の演出や編集、声優さんなど動画を作るのに必要なメンバーをなんとか集め、チーム作りであったり試験動画制作であったり色んなことを進行していきました。ただ、気がついたらすごい人数の関係者になってしまってて、、、連日ディレクションに時間を取られていくような状態で、あれ、僕漫画描けない、自分の仕事できない、、、しかも、このペースだとチャンネル開設来年になるかも、、、という雰囲気をどこかでうっすら感じながら進めているような状態でした。

ある程度企画も進んで、そろそろ電子書籍方面も進めようかと考えてるところに、個人で配信するのにナンバーナインさんといういい会社があるという話を他の漫画家さんやネット上の記事から知り、友人の漫画家からナンバーナインの工藤さんを紹介していただいて、打ち合わせをお願いしたんです。そしたら、工藤さんとこのYouTubeの企画の話で思った以上に意気投合しちゃって(笑)。」

工藤:「そうなんです、あんまり電子書籍の話はしてなくて(笑)、ちょうどナンバーナインでもデジタル時代の漫画作りのベストってなんだろ?と考えていて、最初はWeb雑誌×pixivFanboxみたいなコミュニティを検討してたんですが、なんか違うなと。小龍さんからTwitterのDMで電子書籍の話をもらって、お話したらYouTubeの話題で終始しちゃいました。
グループYouTuberの話を伺ってみると、色々ディレクションに時間を取られていらっしゃるようでしたので、それならナンバーナインで手伝いましょうか、という形でご一緒することになりました。」


小龍さん: 「もう、僕からしたら渡りに船で(笑)、ぜひお願いします!って感じでした。もしそのお声掛けがなかったら、本当にやばかったと思います…」

ーー「なるほど、それはもうご縁ですね。そんな風に手伝っていくなかで問題とかは生じなかったんですか。」


小龍さん: 「最初はチャンネル運営で僕が狙っていたことや前提を伝えるのにすごく苦労しました。コロナの影響でオンラインでの会議ばかりだったので、どうしても温度感などが伝わらなかったこともあったように思います。ただ、その狙いや前提が整ってからは比較的スムーズに進みました。ただ、動画を作るのは本当に大変で、スケジュールがパツパツです(笑)。」

ーー「今話題に出ていた”狙い”というのはどのようなものなのでしょうか?」

小龍さん:「現状ユーザーの多くがスマホでエンターテイメントを楽しんでいる時代で、動画などに比べると漫画はまだまだスマホを攻め切れていないと個人的には感じています。実際に、ユーザーの声を聞いても、「漫画を読みたい!と思っても色々なアプリを入れたりしないといけないのすげー面倒、もうYouTubeでいいや!」みたいなことはよく聞きますし。
僕がUnicoで狙いたいのは一言で言うと、そんなスマホデジタル・ネイティブ時代における漫画の出し方の最適解を見つけることです。

あと個人活動、同人っぽさのイメージは大切にしたいです。初期のニコニコ動画みたいな感じで、とりあえずおもろいことやろうぜ!っていう姿勢は崩したくないです。そうやってチャンネルに作家が集まってYouTube内で同人感覚で雑誌のようなチャンネルになっていっても面白いと思います。

もちろん今の漫画動画形式だけじゃなく、色々なコンテンツに派生していくことも期待したいですし、チャレンジしていきたいと思っています。」

ーー「そんなunicoの今後の抱負は?」

小龍さん:「作家が個人でやっていくときの1つの手段として、YouTube漫画動画を基軸としたモデルを確立させていきたいです。
ただし、あくまで目的は電子書籍や自身のコンテンツの販売促進です。YouTubeの広告収益だけに依存するのはとてもリスクが高いので、あくまでコンテンツを成長させていくためにYouTubeを活用していくことをメインとしていきたいです。」


工藤:「Youtubeは現在月間ユーザー数が6000万?7000万と言われていて、その中で、「漫画動画を観る」を文化にして、人気作品が1話公開されたら数百万回視聴されるような媒体を目指し、unico発で大ヒット作品を作っていきたいです。漫画の可能性はもっとある!未開拓の可能性を広げていきたい!と強く思っています。」


ーー「お二人とも本日はお忙しい中ありがとうございました。ナンバーナインは今後も漫画家さんのやりたい!を応援してまいります。気になる動画は下記からどうぞ!」



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