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シンデレラが落としたモノがガラスの靴とiPhoneだったら


シンデレラは、継母と
その連れ子である姉たちに
iPhone充電器をtypeCにすり替えられたり
LINEのアイコンをデフォルトに戻される
嫌がらせを受けていた。


あるとき、アップルストアで舞踏会が開かれ
姉たちはドレスコードの AirPodsをつけて
出ていくが、シンデレラにはなかった。


舞踏会に行きたがるシンデレラの前に
妖精の老婆、フェアリー・ゴッドマザーが
現れて、「ビビディ・バビディ・ブー」
と唱えると、何かボソボソと言って消えた。



するとその日の夕方
amazonから荷物が届いた。
シンデレラはこう思った。

・あっなんかあの呪文で届いたのかな?


・だとしたらamazonの当日配送すごいな


・そういえばあの妖精最後に何か言ってたな


Amazonのダンボールを開けると
AirPodsに似た2,980円の
ワイヤレスイヤホンが入っていた。


「行ける、いやイケる!!」



急いでドレスに着替え
その"偽pods"を装着して、外に出ると

(カボチャ、いやリンゴしておこう)
リンゴの馬車がお出迎え。


さぁ行こうアップルストアへ。


~行きの道中~

台北のアップルストアって
上から見るとMacBookになっているんだよ
へーそうなんだー



そんな会話もあった。


あっという間に着いた。

馬車から降りると
偽podsの充電は午前零時に解けるので
それまでに帰ってくるようにと警告される。



胸を躍らせ入店した。


思う存分 展示会いや、舞踏会を楽しんだ。


そんな中シンデレラは、"城"で
青いTシャツを着た王子に見初められる。


楽しい一時はすぐに過ぎていった。




ゴーン、ゴーン


零時の鐘の音に焦ったシンデレラは
急いで階段を降りる。
履いていたガラス靴と
iPhoneを落としてしまった。


間に合わない。

そのまま馬車は出ていった。


青いTシャツの王子が靴とiPhoneを拾った。



このiPhoneを手がかりに
シンデレラを捜すしかない。

でもどうしよう、、


そうだ顔認証機能だ。


iPhoneを顔にかざして
画面が開けばシンデレラだ!


王子は街中をiPhone片手に走り回った。


その噂は瞬く間に広がり
妃に迎えられたい女性達と
アップル信者で長蛇の列ができた。



シンデレラの落としたiPhoneを
一人一人にかざしていく。


来る日も来る日も。


200人を超えたくらいからこう思った。


「いや、全然開かへんやん」




捜索して1週間が経ったある日
嫌がらせをしていた姉2人が
王子の前に現れた。


iPhoneを顔にかざすが
もちろんiPhoneは開かない。

付き添いで来ていた女性がいた。


iPhoneをかざすと


開いた!!おっしゃ!



iPhoneが開いた喜びが
シンデレラに会えた喜びを超えた。


「開いたのめっちゃ嬉しい。」

「君がシンデレラだね!また会えて嬉しいよ!」


遅れてきた言葉にシンデレラは戸惑った。


そんなこんなそんなで
シンデレラは妃として迎えられ
幸せな日々を送ったさ。




そしてある日、シンデレラは急に思い出した。



あの妖精の老婆
フェアリー・ゴッドマザーが
消える前に言った言葉を。



「プライム会員なんで」







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あとがき

話の要の所が薄くてすみませんでした。


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