コワーキングスペースを個人で運営するということ 〜週３日、16:30まで営業のわけ〜

ノラヤは、月・木・金の週に3日しかオープンしません。さらに、月・木は11:00-16:30。金は13:00-16:30という、非常に短いオープン時間です。

ほぼ356日オープンしているコワーキングスペースも多いわけですから、「本気じゃないんだな」「使えない」などと言われたこともあります。それはしょうがないです。

えっ、一人で運営しているコワーキングスペースで、週5日か6日、夜も遅くまでやっているところもあるんじゃないの。
あるでしょうね。

この営業日と時間は、わたくし管理人のさまざまな試行錯誤を経た結果です。

オープン当初は、月、木、金 10:00〜16:30で営業していました。
クラウドガーデン（現在は閉店）という別のコワーキングスペースの店番をしていたので、ノラヤをオープンしたあとも週一で火曜日だけ継続していました。水曜日は自営の仕事したり、畑仕事したりしていました。
やがて自営の仕事がほとんどなくなったため、クラウドガーデンの店番も卒業し、火・水・金の週に3日アルバイトを入れました。アルバイトのない月・木とバイトが午前だけの金の午後、ノラヤをあけるというパターンになりました。

火・水のバイト後も数時間ノラヤを開けて、なんとか週5日やってみた時もありましたが、ダメでした。働いた後の疲れた店番では、体も動かず対応も無愛想でよくなかったと思います。

土曜オープン、夜オープンもやりました。
いろいろやってみてわかったのは、一人で子供を育てつつ、100%家事を背負いつつ、コワーキングスペースを運営し、生活のためにアルバイトもする。自分の楽しいことをもする。そんなわたしが肉体的精神的に健康でいられる一番自分に合ったちょうどいいペースが、週３オープンだということ。

他のちゃんとしたスペースの真似をして（憧れて）、「よし！」と、がんばってオープン日を増やしても、結局疲れて帰宅して家事しながら家族に八つ当たりしたりするので、よくないです。

ま、いっか、週３で。と、思っています。

オープン時間も非常に短いです。特に、終了時間。会社帰りに寄れないという声も聞きましたし、「夜の自習室」という夜だけオープンする日を設けたりもしました。でも、やめました。理由はこちらにある通り、わたしと家庭への負担が大きかったからです。

夜の自習室をお休みにします - 仙台のコワーキングスペース「ノラヤ」戦う管理人

16:30に閉めて、後片付け。その後買い物や用足しなどをしてから帰宅し、夕食の調理を済ませ19時までに子供と夕食。そのペースが、わたしにはちょうどいいです。

コワーキングスペースを始める前、いろいろな運営者の方の話を聞きました。中には、睡眠時間を削り、コワーキングスペースに寝泊まりする方もいました。それが、本気でコワーキングスペースを運営するということなのかもしれません。でも、私はそれができません。

みんな年齢も背景も人生も違うから、べつにそういう「自分を削って、死ぬ気で」コワーキングスペースの運営ができないからって、私が劣っているわけではない。５年間続けて、やめる直前の今になって、ようやくそう思えるようになりました。