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ダイ・ハード

乗り込んだ車を発進させた。
走行中、ソイツが突然視界に飛び込んできた。
初めからいたのか、走行中に飛びついてきたのか。
窓ガラスには掴むところがない。藁を掴むような気持ちでワイパーにしがみついている。

高速道路のETCゲートを抜けたらもう止まることができない。
車速は80km程度、髪の毛はない。
髭がバタバタと激しく揺れている。


思い起こされるのは、世界一ついていない男ジョン・マクレーン。
助手席でずっと観ていた『ダイ・ハード チュー(II)』🤯

高速道路を下りるまでの間、風の抵抗を減らせる向きに体勢を変えながら必死にしがみついていた。昆虫の力って凄い。

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