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こんな写真愛好家にはなりたくない

以前、このような記事を投稿した。

 今までに経験したことがないような、恐怖心が襲った今年の冬のキタキツネ侵入未遂事件(僕の中では事件です)。キタキツネは害獣。共生は、もはや、やむを得ないが無駄にちょっかいを出してはいけないハズ。場合によっては深刻な感染症を人間にもたらす。人間がちょっかいを出せば出すほど、野生動物は凶暴になり、人間に害を及ぼす。

北海道新聞2022年5月9日の記事。僕は、心底がっかりした。

たしかに、子供のキタキツネは可愛い。親子でのほほえましい姿は、とても愛らしく写真に収めたい気持ちはわからないでもない。が、しかし、ここにきている「写真愛好家」のみなさん、道義に反することはしていませんか?

 いや、誤解を恐れずに言うなら、野生動物を撮影したがるアマチュアカメラマン(なかにはプロでも?)のなかには、かならず、やってはいけない「餌付け」をしたり、写真を撮りたいがために、巣穴を刺激したり、場合によっては障害物となる木の枝などを伐採したり、ほんと、道徳知らずな連中がいる。

 上記記事の最後の写真を見れば、おなじみの迷彩カバーのバズーカレンズがズラリ。

 知り合いの「写真愛好家」のSNSでは、可愛らしいキタキツネの写真がたくさん。すぐに、「きっとこのニュースを聞きつけて飛んでいったんだな」と、嫌悪感を持ってその「作品」を拝見させてもらった。

 僕も野生動物を好んで撮影していた頃、他の人がそういう行為をしているおかげでとれた写真もあるかもしれないので、えらそうなことはいえないのかもしれない。

 がしかし、こんな「写真愛好家」には、”絶対に”なりたくないし、絶対にならないと誓って言える。


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