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北海道遺産シリーズ(7)〜江別のれんが

 北海道にだって歴史がある。そんな歴史をたどり、未来へ紡いでいく北海道民の宝物。そんな北海道遺産を自身の足(車)で巡り紹介しようとおもう。なお、記事作成にあたって、『北海道遺産 完全ガイド』北海道新聞社 を参考にさせてもらった。

 8/67個目の紹介。

 江別市野幌地区。この街はレンガの街である。というのも、レンガ製造に適した粘土が得られたこと。炭鉱である空知地区でとれた石炭を鉄道で運び入れやすいエリアに位置していたこと。都市部である札幌や小樽に近ったこと。明治時代の西洋式建築物には、レンガが多く使われたこともあり、良質なレンガを生産できる野幌地区はレンガの街として栄えた。

 野幌のレンガの歴史は、、明治24年に開業した江別太煉化石工場にはじまる。明治30年代には、野幌に北海道炭鉱鉄道会社がレンガ工場を設置するなど北海道のれんが生産の中心地として栄えた。当地では延べ30のレンガ製造に関する会社が存在した。

 しかしながら大正時代に入ることコンクリート建築が普及し、レンガの生産は減っていったものの、今でも野幌にはレンガ製造をしている会社が3社あり、全国シェア20%を占めている。

 江別市内にはレンガの街らしく、至るとことにレンガ建築物が数多くある。交番や電話ボックス、バス停の待合所など。注意深く、街歩きをするととても興味深い。

3社のうちひとつの米澤煉瓦工場
工場の周りは煉瓦がたくさんあってフォトジェニック
フォトジェニック
煉瓦工場跡地を利用した商業施設EBRI
交番も洒落た作り
市役所前の電話ボックス

最後までお読みいただきありがとうございました。



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