X-T5 で新春のエゾリスを撮る
2024年はじめての撮影は、エゾリス。可愛い姿を撮影した。
この記事で伝えたいことは、以下のふたつ
(1)X-T5の動物瞳AFの性能について
エゾリスがいるところは、当然のことながら木々が生い茂っている場所。大きな松があり、そんなに明るくない場所。むしろ暗めの場所と言って良いが、そんな中でもX-T5の動物AFは健闘していると思う。
エゾリスをファインダー内に捉えると、一瞬というわけでもないけど、半呼吸すれば瞳にAFポイントがいく感じ。瞳が捉えられない場合でも、エゾリスの個体は検知できているので、体全体を囲うような矩形ができて、AFポイントがそこへ移動する。そこから連写すれば、結構な確率で追ってくれる感じだった。
使ったレンズが、いわゆる便利ズーム「TAMRON 18-300mm F3.5-6.3 Di III-A VC VXD」と、決してAFが爆速というレンズでもないのだが、思ったよりもストレスは少ない。
ただ、X-T5と便利ズームでこれだけイケるのであれば、X-H2Sを使ったらどうなんだろうとか、高速なAFを搭載した”ちゃんとした”望遠レンズだったらどうなんだろうという期待を抱いてしまった。
ただし、この場所でのエゾリス撮影は、18-300mmがベストであることは後述する。
(2)野生動物への対峙の心得について
僕のnote記事で、度々書いているのが、人間のマナーと言うか野生動物に対峙する姿勢について。
このエゾリスが住み着いている場所は、住宅地の中の一部の場所で、通勤通学や散歩している人など、多くの人が通る場所で、エゾリスが見られるちょっとした名所になっている。
そうなると、あるあるの話、餌やおやつを持ってきて、野生のエゾリスに与える人たちの存在が残念だが避けられない。クルミやひまわりの種、時にはパンなどをあげている人もいる。味をしめたエゾリスは自分で餌を見つけることをしなくなり、人間の姿をみると「餌をくれる」とおもって、近づいてくる。それだけでなく、警戒心自体が薄れてしまいカラスやキタキツネの餌食になってしまうこともしばしば。
この日も撮影中に、おばちゃん二人が
「エゾリスちゃーん、おやつもってきたよ〜」と大声でやってきた。
僕は「餌は与えないほうがいいんですよ」と声を出したがそんなことはお構いなし。
昨年、アーバンベアといって、クマの市街地への出没が問題になったが、人間が一因をつくっているとのこと。大げさかもしれないが、野生動物への対峙の仕方という意味では根っこは同じなのかもしれない。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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