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北海道遺産シリーズ

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北海道遺産へ自らおとずれて、写真を紹介するシリーズです!
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#写真好きな人と繋がりたい

北海道遺産シリーズ(13)〜空知の炭鉱関連施設と生活文化

 北海道にだって歴史がある。そんな歴史をたどり、未来へ紡いでいく北海道民の宝物。そんな北海道遺産を自身の足(車)で巡り紹介しようとおもう。なお、記事作成にあたって、『北海道遺産 完全ガイド』北海道新聞社 を参考にさせてもらった。 14個目の紹介  北海道の石炭生産の歴史について、chatGPTに聞いてみると、以下のように回答を頂いた。 流行りのchatGPTは、もっともらしく教えてくれるけれど、たまにシレッとウソを付くので要注意。「朝鮮半島からの移民が増加した」は本当な

北海道遺産シリーズ(12)〜三浦綾子記念文学館と外国樹種見本林

 北海道にだって歴史がある。そんな歴史をたどり、未来へ紡いでいく北海道民の宝物。そんな北海道遺産を自身の足(車)で巡り紹介しようとおもう。なお、記事作成にあたって、『北海道遺産 完全ガイド』北海道新聞社 を参考にさせてもらった。 13/74個目の紹介 冬の間は、遠出を控えており、次に訪れるところを検討していた。 旭川にはいくつか北海道遺産があり、雪解けとともに行こうと決めていた。 旭川の北海道遺産のひとつに、「三浦綾子記念文学館」がある。 三浦綾子氏は、旭川出身であるこ

北海道遺産シリーズ(11)〜小樽の鉄道遺産

 北海道にだって歴史がある。そんな歴史をたどり、未来へ紡いでいく北海道民の宝物。そんな北海道遺産を自身の足(車)で巡り紹介しようとおもう。なお、記事作成にあたって、『北海道遺産 完全ガイド』北海道新聞社 を参考にさせてもらった。  12/74個めの紹介。    北海道は石炭の産地としての歴史がある。明治12年(1879年)に今の三笠市のあたり、幌内で官営炭鉱が開業した。北海道の内陸である空知地方から、石炭を運ぶための輸送手段が必要となり、室蘭か小樽までの鉄道が検討されたが、

北海道遺産シリーズ(10)〜小樽みなとと防波堤

 北海道にだって歴史がある。そんな歴史をたどり、未来へ紡いでいく北海道民の宝物。そんな北海道遺産を自身の足(車)で巡り紹介しようとおもう。なお、記事作成にあたって、『北海道遺産 完全ガイド』北海道新聞社 を参考にさせてもらった  11/67個目の紹介は、日本国内で初となるコンクリート製の防波堤。場所は小樽港。明治時代の北海道近代化の一翼を担った、北海道の玄関口。開拓本府が置かれた札幌から一番近い港であり、港に近い手宮から幌内(いまの三笠市)までの鉄道が開通したことで、より重

北海道遺産シリーズ(9)〜開拓使時代の洋風建築(時計台、豊平館、清華亭など)

 北海道にだって歴史がある。そんな歴史をたどり、未来へ紡いでいく北海道民の宝物。そんな北海道遺産を自身の足(車)で巡り紹介しようとおもう。なお、記事作成にあたって、『北海道遺産 完全ガイド』北海道新聞社 を参考にさせてもらった。 10/67個目の紹介。今回は少々大作。開拓使時代の洋風建築。 開拓使とは、明治2年(1869年)に設置された、北海道の近代化を担うための行政の組織。明治15年(1882年)までの13年間という短い期間ではあるが、北海道発展のために存在した。  

北海道遺産シリーズ(8)〜根釧台地の格子状防風林

 北海道にだって歴史がある。そんな歴史をたどり、未来へ紡いでいく北海道民の宝物。そんな北海道遺産を自身の足(車)で巡り紹介しようとおもう。なお、記事作成にあたって、『北海道遺産 完全ガイド』北海道新聞社 を参考にさせてもらった。    9/67個目の紹介。  北海道遺産は有形無形の区別なしに選定される。従って、見ることができる期間が限定されていたり、文化的なものが遺産とされていたり、そこへ行けば必ず、見られるのかというと、そうでもなく、取材することが困難なものがいくつかある。

北海道遺産シリーズ(7)〜江別のれんが

 北海道にだって歴史がある。そんな歴史をたどり、未来へ紡いでいく北海道民の宝物。そんな北海道遺産を自身の足(車)で巡り紹介しようとおもう。なお、記事作成にあたって、『北海道遺産 完全ガイド』北海道新聞社 を参考にさせてもらった。  8/67個目の紹介。  江別市野幌地区。この街はレンガの街である。というのも、レンガ製造に適した粘土が得られたこと。炭鉱である空知地区でとれた石炭を鉄道で運び入れやすいエリアに位置していたこと。都市部である札幌や小樽に近ったこと。明治時代の西洋

北海道遺産シリーズ リスト編

 北海道にだって歴史がある。そんな歴史をたどり、未来へ紡いでいく北海道民の宝物。そんな北海道遺産を自身の足(車)で巡り紹介しようとおもう。なお、記事作成にあたって、『北海道遺産 完全ガイド』北海道新聞社 を参考にさせてもらった。  今まで、いくつか紹介してきたが、とくに順番があるわけでもなく、ネタが揃ったものから記事を作成し、紹介してきた。ここで、そもそも「北海道遺産」ってどれだけあるんだ?と、改めて確認してみた。2022年8月5日現在、3回選定されている。今現在は、第4回

北海道遺産シリーズ(6)〜大友亀太郎の事績と大友堀遺構

北海道にだって歴史がある。そんな歴史をたどり、未来へ紡いでいく北海道民の宝物。そんな北海道遺産を自身の足(車)で巡り紹介しようとおもう。なお、記事作成にあたって、『北海道遺産 完全ガイド』北海道新聞社 を参考にさせてもらった。  7/67個目の紹介。今回はとても地味である。おそらく北海道(札幌)以外の人は名前も聞いたことがないかもしれない。札幌に住んでいたとしても、よっぽど歴史に興味がある人じゃないと知らないかもしれない。「大友亀太郎」さん  札幌のまちづくりの礎を築いた

北海道遺産シリーズ(4)〜北海道大学札幌農学校第2農場

 北海道にだって歴史がある。そんな歴史をたどり、未来へ紡いでいく北海道民の宝物。そんな北海道遺産を自身の足(車)で巡り紹介しようとおもう。なお、記事作成にあたって、『北海道遺産 完全ガイド』北海道新聞社 を参考にさせてもらった。 5/67個目の紹介。  北海道大学といえば、日本屈指の広大な面積のキャンパスを持つ国立大学で、ポプラ並木や銀杏並木が有名。札幌市営地下鉄北18条駅からほど近いエリアに、この農場跡がある。ここの面積だけでもちょっとした大学の敷地くらいありそうなくらい

北海道遺産シリーズ(3)〜天塩川、留萌のニシン街道

 北海道にだって歴史がある。そんな歴史をたどり、未来へ紡いでいく北海道民の宝物。そんな北海道遺産を自身の足(車)で巡り紹介しようとおもう。なお、記事作成にあたって、『北海道遺産 完全ガイド』北海道新聞社 を参考にさせてもらった。  3,4/67 個目の紹介。 ますは天塩川。全長256km。北海道で一番長い川は石狩川で268Km。それに次ぐ長さの川。ちなみに、全国では石狩川が3番目。天塩川は4番目に長い。実際に見るとたしかに、大きな川。 幕末の探検家、松浦武四郎が世に知ら

北海道遺産シリーズ(2)〜宗谷丘陵の周氷河地形

 北海道にだって歴史がある。そんな歴史をたどり、未来へ紡いでいく北海道民の宝物。そんな北海道遺産を自身の足(車)で巡り紹介しようとおもう。なお、記事作成にあたって、『北海道遺産 完全ガイド』北海道新聞社 を参考にさせてもらった。  2/67個目の紹介。先は長いですが、ゆっくりと紹介できれば。 今回は、宗谷丘陵の紹介。行ってみて驚いたのだが、北海道の自然といえば、広大な森林をイメージがあるが、ここは樹木がない、一面の丘陵地帯。美瑛の丘も有名だがあちらとは比較にならないくらい広

北海道遺産シリーズ(1)〜稚内港北防波堤ドーム

 北海道にだって歴史がある。そんな歴史をたどり、未来へ紡いでいく北海道民の宝物。そんな北海道遺産を自身の足(車)で巡り紹介しようとおもう。なお、記事作成にあたって、『北海道遺産 完全ガイド』北海道新聞社 を参考にさせてもらった。  北海道遺産は、2021年7月時点でぜんぶで、67件登録されている、どこまで紹介できるかわからないけど、まずはやってみる。 第一弾は、稚内港北防波堤ドーム。昭和11年に竣工し、当時は防波堤と船の桟橋を兼ねていた建物だそう。また、稚内駅から鉄道が延