見出し画像

なんとなく改憲に賛成して、一生後悔しないために

「あなたは改憲に賛成ですか?反対ですか?」ストレートに聞くと、ストレートに返事できない人が結構いる。理由は、「平和憲法で必ずしも今後日本を守れない」「ロシア、中国など、海外の脅威が増している」「世の中が変化していいるのでそれに対応が必要だ」など。

はっきり言おう。そして気を悪くしないで頂きたい。なんとなく改憲やむを得ずと思っている人は、問題の大きな背景を理解できていないのだ。単純にに知識を得るための時間を捻出できていないだけだと思う。

Q.なぜ流行り病騒動がおきているのか?
A.こちらで理由を書いていますが、新しい社会構造に切り替えるためです。いつくも理由がありますが、1石4鳥くらいの効果があります。

Q.なぜ憲法を改正するのか?
A.新しい社会構造に日本をつくりかえるために必要だからです。国を守るために憲法改正が必要とかは出鱈目です。そんなのどうでも良いのです。ダイナミックに日本を構造改革し、かつ戦争を利用して世界中を構造改革して儲けたいのです。

戦争をするのにはいつの時代も理由が必要だ

0.アメリカによる石油の停止が日本を開戦へ
資源のない国が石油を輸入できなくなったら、それは死ねといわんばかりです。とても簡単に戦争を開始させる理由になります。

1.パールハーバー事件
パールハーバー奇襲がアメリカを参戦に向かわせた話は有名だと思います。
当時どうしても参戦したかったアメリカは、パールハーバーの奇襲を予知していたにも関わらずあえて攻撃させ、その悲惨さと国民の怒りの感情を利用して参戦した。

2.ベトナム戦争トンキン湾事件
米軍艦が1964年8月4日、ベトナムのトンキン湾で北ベトナムの魚雷艇に攻撃されたとして、議会で戦争遂行を承認、ベトナム戦争へ突入。しかし後日、トンキン湾事件はでっち上げであることが判明した。

3.9.11テロとイラク侵攻
ビンラディンが飛行機をハイジャックしてWTCに激突、3000名が一瞬にして殺害された事件をきっかけに「大量破壊兵器をイラクが保有している」との疑念のみでアメリカ軍はイラクを蹂躙・破壊。WTCの倒壊は予めビル内に仕掛けられた爆弾で解体させられた事(いくらでも動画がある)、飛行機が激突していないビルまで完全に倒壊するなど、用意周到に作られた演出であることが明らかに。また、一国を滅ぼしながら結果「大量破壊兵器はなかった」という異常な結論に。

4.日本の平和憲法改正により日中開戦へ
2021年5月からはイギリス空母「クイーン・エリザベス」を中心とした空母打撃群(CSG21)が中国包囲網構築へゆっくりとその脅威を誇示するかのごとく、アジアへ。中国が台湾へ侵攻した時は、日本は軍事的に関与すると岸田首相は明言した。中国にとって台湾は国内問題である。
つまり中国からすれば日本が武力を使ってでも内政干渉するという、ありえない宣言をしたわけです。
ロシアがウクライナへ進行した背景には、NATOによる軍事的追い詰めがあるのは明らかであり、ロシアの主張に一切耳を傾けずに、一方的にロシアを悪者にする報道を信じるのはナンセンスだ。
同様に中国が一方的に日本の領土を狙う、覇権国と認識するのは誤りで、米英による軍事的追い詰めがあることを無視してはならない。
国際金融資本は戦争したくてしょうがないので、中国を戦争に引っ張り出そうと躍起になっているのです。ここで日本が先制攻撃できるよう、憲法改正をしたり、核兵器を保有するなどしようものなら、さらに軍事的緊張を高めるだけである。平和憲法の改正は中国を最大限に刺激し、国連憲章に定めのある、敵国条項に抵触し、中国による日本への先制攻撃は、自衛のためにやむを得ないという口実を与えるのみである。

敵国条項とは、戦後、国連憲章に定められた、枢軸国(日本)が将来、再度侵略行為を行う兆しを見せた場合、安保理の許可なく軍事的制裁を科すことができると定めたもの。既に死文化しているなどと主張する人もいるが、いまだ削除されていない。

平和憲法のような素晴らしい憲法を持ち、頑なに先制攻撃はしない、核兵器も保有しない国に、一方的に戦争を仕掛けられる国があるだろうか。あるならもう既に仕掛けているはずである。理由なしに、軍事的緊張なしに戦争を開始するということは、ありえないのだ。世界を牛耳るほどの権力を持っていても、戦争を始めるには言い訳が必要だ。軍事的緊張を高めるために、日本で憲法改正をしたいのである。

北朝鮮の脅威に騙されるな

北朝鮮がミサイルを発射しているから、日本もしっかり軍隊を持ち、武装する必要があると考えている人がいる。北朝鮮がアメリカや日本に戦争をしかけて何か得があるだろうか?考えればわかるが、何もメリットはない。国土の小さい日本に、核ミサイルを同時に数十発撃ち込めば、滅亡させることができるかもしれない。しかし、そんな破滅的な戦争を引き起こしても北朝鮮には何のメリットもない。北朝鮮はミサイル及び迎撃システムの国際展示場だ。危機が迫っているのではなく危機を煽られているだけだ。得するのは、武器輸出で儲かる軍需産業と、ミサイルの国際見本市を開催して試射した北朝鮮だけだ。

但し北朝鮮が日本に敵意を持たないとはいえない。例えば経済的に圧倒的に日本に劣る北朝鮮が食糧の輸入を日本の経済力によって止められた場合。金がなく、食料が買えず、餓死した場合。これは平成の米騒動の際にあったようだ(真相は不明)。そして、これから来るであろう食料騒動で、恨みを買う危険性は十分にある。

戦争で日本が壊れると都合がいい

権力者は新しい社会構造にしたいのだ。戦争で壊れてくれれば進展が早くて好ましい。新しい監視システムを導入するにも、新しく国境を引くにも、日本が更地になってくれれば全てやりやすい。だから戦争を煽る。

憲法改正しようがしまいが、戦争を引き起こしたい権力者

権力者はいずれにしても戦争がしたいのである。但し、国防軍を憲法に明記したり、先制攻撃が可能な憲法にした場合は、国民の不幸度が増す。
国防軍の役割を明確に、憲法に記した場合、その組織をその目的のため、明確に維持する必要がある。それはつまり、軍人が足りなければ、強制的に軍人を作り(徴兵)、軍費も拡大する。
「陸海空軍その他の戦力はこれを保持しない」と明記された現行憲法下でさえ、「護衛艦いずも」は改修され、空母化されている。空母とは、遠く離れた場所での軍事活動をするための拠点となる船だ。つまり攻撃のための船。防御には必要ない。軍隊を持たないにも関わらず、日本の軍事力は2020年時点で世界9位と高い。
しかし現状では日本の軍事費はGDPの1%であり、中国の1.75%、ロシアの4.26%、アメリカの3.74%に遠く及ばない。しかし、軍隊保持が合憲になれば当然他国と同等水準へ、などといい、先日首相が言い出した、「軍事費はGDPの2%へ」を飛び越してさらに拡大することが必至であろう。

権力者は戦争が大好きです。とにかく儲かりますから。権力者が国民の健康や生命に無関心であるのは、この疾病騒ぎでみなさんようやく理解できたのではないでしょうか。むしろ積極的に国民の生命を蹂躙していませんか。

「憲法改正しないと日本を守れない」は嘘

なぜなら今いる自衛隊の皆様は命がけで日本を守ってくれているから。嘘だと思うなら自衛隊員に聞いてみてください。ぶん殴られることを覚悟して。
また、現行の憲法が自衛をしない、などとは一言も書いていないです。また、個人も国も憲法に書く書かないにかかわらず、当然、自衛する権利はあります。これを自然権と呼びます。
また「武力攻撃事態法」でも自衛について、しっかりと定められていますので、憲法改正は不要です。一部に、日本が攻撃されて被害を受けてからでないと自衛できないから、それでは遅いから、憲法改正が必要だなどとする意見がありますが、「武力攻撃事態法」では以下の事態に対応した法律を定めている。

二 武力攻撃事態 武力攻撃が発生した事態又は武力攻撃が発生する明白な危険が切迫していると認められるに至った事態をいう。
三 武力攻撃予測事態 武力攻撃事態には至っていないが、事態が緊迫し、武力攻撃が予測されるに至った事態をいう。
四 存立危機事態 我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、これにより我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある事態をいう。

https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=415AC0000000079

つまり、「被害を最初に受けないと対処できない」は誤りです。事前に自衛のための行動を起こすことができます。

「憲法9条で平和が守れるなんて甘い!」と考えるお花畑

9条改正に反対というと、「お花畑で現実がわかっていない」などと言う人がいます。そういう人こそ想像力が乏しく頭が楽観的でお花畑なのです。以下、伊藤先生のお話+α
・抑止力を高めたら相手は必ず従うと思う楽観
・抑止力の競い合いの果て、敗者は金を払う国民だとわからない想像力
・軍隊は国民を守ってくれると思う楽観
・軍隊が国民を弾圧しないと思う楽観と夢にも思わない想像力
・軍隊を持っても人権保障に影響ないという楽観
・9条改正に賛成なのに徴兵はありえないという楽観
・アメリカが国益を犠牲にして日本を守るなどと思う楽観
・戦争になったら勝てる、もしくは被害は少ないと思う楽観
・戦争になっても原発は標的にならないと思う楽観
・戦争になってドローンが利根川の土手を破壊しても大丈夫という楽観
・抑止力を高め高圧的態度でも必要なものは海外から調達できるという楽観
・戦争に参加して敵をつくっても、テロの標的にならないと思う楽観
・戦争で犠牲になるのは自衛官だけだと思う楽観
・多大な軍事費を容認しても国民生活に影響がないと思う楽観
・膨れ上がる軍部を、現在の政府が統制可能だと思う楽観
・軍事情報を国民がちゃんと知ることができると思う楽観
・憲法改正することで真の独立を果たし、日米地位協定による理不尽も解消されると思う楽観
・戦前に失敗した軍事力統制を、今の政治家ができるという楽観、もしくは、そんな懸念が必要とも思わないと想像力

「憲法改正しないと災害が克服できない」は嘘

災害時に緊急事態条項がないと、救援活動ができないなどという嘘をついて憲法改正をしたがる党がありますが、これも嘘です。現に3.11東日本大震災も国民の規律と日本中の献身により、克服できています。災害時の対応は、災害対策基本法にも明記されていますので憲法改正は不要です。災害時に車をどかす許可が取れないならこの法律を修正すればいい。くだらない言い訳を作って憲法を改正しようとする人がいます。
ましてや3.11後に、同様の災害があったらどうするか、南海トラフ地震が起きたらどうするか、など、個人も行政も様々に災害に対する危機管理をしています。

災害を言い訳に緊急事態条項を受け入れてはならない

緊急事態条項は、内閣が「緊急事態」を宣言するだけで、三権分立が無くなり、独裁政治となります。法律と同等の効力を発揮する政令を内閣の独断で施行でき、そこに民主主義はありません。議員の任期を延長することも可能で、選挙を廃止し、権力を持ち続けることも可能です。ワクチン強制、徴兵制度、国民の財産没収、表現の自由廃止、警察の権限強化、なんでもできます。なぜこんな危険な力を内閣に渡す必要があるのでしょうか。

戦争に焦点を当てつつ、本当は管理社会を目指している

憲法改正と聞くと真っ先に戦争問題を思い浮かべる人は、この発想が足りていないのではないでしょうか。権力者は9条改定に関わらず、日本を戦争に引きずりこもうとしています。「わかりました。第9条は改定しないことにしました」と言いながら基本的人権削除、独裁政治可能、表現の自由の廃止、などひとつでも失ったら、それはもう終わりの始まりなのです。次のステップで「やっぱり戦争することにしました」とすればいいだけなのですから。
権力者は時間をかけて物事を遂行してきます。だから現行憲法が保障しているものを何一つも失ってはならないのです。

https://odysee.com/@hito:f/jimin-honne:e

こちらの党の本音トークにもあるように、「国民主権、基本的人権、平和憲法、この3つを取り上げる」事が、権力者の悲願なのです。

人権を弾圧し、日本が中国化する可能性がある

基本的人権が失われた管理社会とはどんなものか。中国を参考にするとわかりやすい。こちらの動画は上海でゼロコロナという不可能な政策(建前)のために、自宅に監禁された上海の高層マンションに住む市民の叫びです。数十日も外出を許されない、ドアを溶接される、食料調達は配給しかない、など人々が発狂していきます。このような政策が人権の認められない独裁政治では簡単に遂行できてしまいます。

移動の自由が制限され自宅に帰れないのか、もしくは強硬なコロナ対策で失業したのか定かではわかりませんが、おびただしい数の路上生活者がテント暮らしとなっています。

感染防止を言い訳に、無駄な押し付けを徹底的に行い、子ども達が犠牲になります。子供にこんな防護服、着せたい親はいますか?

信じられないような中国の動画が続きましたが、改憲により日本がこのような方向に進まない保証がどこにあるでしょうか。むしろ世界がこのような方向(全体主義、強権政治)に向かっていることはカナダやオーストラリア、EUを見れば明らかでしょう。

最近、侮辱罪が厳罰化され拘禁刑が創設がされました。
この流れで表現の自由も奪われていくと、おかしな事をおかしいという事すらできなくなります。そこまで来てしまったら、加速度を増して日本は没落していきます。

国民のために働かない政府の憲法改正は国民のためにならない

与党が本気で日本国民のために働いていると信じているのであれば、憲法改正の意義を考えることも有意義かもしれません。
しかし、与党が国際金融資本のために働いていると考えているのに、憲法改正は日本国民を他国の脅威から守るためとか本気で考えていたらおかしくないですか?素直に考えれば、国際金融資本のやりたい方向に日本を持っていくために国の根本から改正しようとしてると考えますよね。どうか冷静になってください。

コロナ危機を煽られて、「新薬注射やむを得ず」
戦争危機を煽られて、「憲法改正やむを得ず」

この二つは全く同じ構図です。メディアに踊らされているだけです。

結論として、今は、護憲しかありえない。

そもそも今の権力者がもっと国民の人権を抑制して何でも好きなようにやりたい、だから今の国民の権利を保障して戦争ができない憲法を改悪したいだけなのです。今の権力者があなたの生活のために何か改善しましたか?
この数十年改悪しかしていないと思いませんか。

こちらの動画でもわかりやすく説明されています。


今度の選挙は、改憲に賛成するのか、反対するのか、
そこを見極めて投票して頂ければ幸いです。

そもそも与党の憲法改正草案を読んだことがないという方はこちらから。

この草案が憲法改正正式案となるわけではありません。
しかし、こんな信じられない草案を自慢げに提出し、今もインターネット上に公開し続けている与党が憲法改正をしたがっており、改正案を提出できるのは実質与党だけであるという事実を認識してください。

与党以外が、憲法の一部でも変更したいとか言った場合はすなわち与党の提出する憲法改正案に賛成する可能性がある、という意味です。

ここまでも読んでいただいたにも関わらず、まだ護憲の大事さを理解できない人がいましたら、非常に残念でなりません。もしかしたら自分の視点に足りない、憲法を改正せねばならない理由があるのかもしれません。ぜひコメントで教えてください。

硫黄島に星条旗を立てるHERO

硫黄島に関する映画はいくつかあり、そこでこの星条旗をたてたヒーローの話がありました。映画の内容はあまり覚えていませんが、星条旗を立てた者は戦時に英雄ともてはやされました。映画なので脚色はもちろんあるでしょうが、大切なのは「このかっこいい、誇らしい写真」一枚で、当時のアメリカの好戦的ムードを盛り上げていたという事実です。このヒーロー達がしたことは、ただの人殺しだったかもしれないし、かっこいい写真を撮るためだけに、完全に戦闘が終了した場所で何度も撮影に挑戦していただけかもしれません。


真珠湾攻撃で爆沈した戦艦アリゾナ

こんな衝撃的な写真もさぞメディアで活用されたことでしょう。

昔っから、昔っから、大衆は広告の作り上げるムードに揺り動かされていました。そして国民の感情をゆさぶることに、メディアはずっと利用されているのです。昔も今も変わりません。

ここまで説明しても、改憲すべきという人はぜひコメントにて主張をしていただければと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?