C.G.ユングについて、河合隼雄先生が表された「ユングの生涯」の読後メモの6回目。
1~17項は、以前の投稿。文末にリンク先を掲載。
18.-「お前の神話は何か」―無意識との対決
1912~1913年ごろ、フロイトと訣別したユングは、「方向喪失感」に襲われる。
ユングは内省の中で、「ではお前の神話は何なのか」という問いにあう。
19.ユングの心象風景
1912年ごろに見る夢はこんなものだった。
まるで、ゾンビ映画を見ているような夢である。当時、そんな映画やドラマはなかったであろうが。
この夢の話は、映画「危険なメソッド」 でも語られている。ノアの箱舟が必要になった大洪水の記憶の一片なのかもしれない。よくわからないが。
と述べている。こうした内面に訪れるイメージの強烈さに対抗していくために、ヨガの行を用いたという。
私はこのレベルまで自分の潜在意識にアクセスできないている。辛いかもしれないが行ってみたいレベル。
心の内容やイメージを完全に抹消できるものなのであろうか?シャドーを完全に消去できるといことか?これはよくわからない。インド人にびっくりだ。しかし、次の段落と読んでいくとユングの治療法の中に取り入れられている節もある。
1913年12月18日に見た夢について。日にちまで記されているのでかなりコペルニクス的な気づきだ。ユングは英雄ジークフリードを射殺する夢を見る。ジークフリードとはワグナーの歌劇に出てくる英雄のことだと思われる。
自我の意志より高いものとは、集団的無意識に通じていくのだろう。1個人の浅はかな顕在意識から来る意志にこだわってもたいしたことないってことでは。この辺は天外伺朗さんの「運命のシナリオ」でいう“あけわたし”に通じるイメージがわく。
これは私流の解釈。
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今回はここまで。私のバイアスのかかった気づきなので、わかりにくかったり、初歩的すぎるところはご容赦願いたい。ご興味を持たれたら、河合隼雄先生の「ユングの生涯」を手にされたい。
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こころざし創研 代表
ティール・コーチ 小河節生
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