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大きな音と言いたいことも言えない世の中、ひとりになりたくなるとき。


突然の掃除機の音も、寝室でまどろんでいるときに聞こえる一階の扉の閉まる音も苦手だ。

体調を崩してからというもの、大きな音に敏感になってしまった。

最初から音の出るとわかっている場所、例えばライブハウスや音楽フェス、なんかであれば大丈夫なのだが…

突然の大きな音には、びっくりしてしまう。

こんなことも言えない。

言えばいいのは分かっている。
なかなか言えないままここまで来てしまった。

症状がひどいとき、協力してほしいことを伝えたときに「俺のせい?」というようなことを言われたり、怒られたり怒鳴られたりしたことが尾を引いていて、なかなか言いたいことが言えなくなってしまった。

ああ、ひとりになりたい。
どこか遠くで暮らしたい。

たびたび、そんな考えが頭をよぎってしまう。

夫のことは嫌いなわけではない。むしろ好きで愛も情もある。

けれど、わたしが一人でいることを好むこととそれとは似て非なる、というか全く似ても似つかない別の話し。

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