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2024/5月読んで面白かった本

5月は23冊読んだ。明らかに4月から野球のシーズンが始まって本を手に取るということが億劫に感じてしまい読めなくなってきているので、それなら野球に関するものを読めば読む気力湧くかと思い、野球関連を中心に読んだ一ヶ月だった。

5月はまだなんとかいけたが、6月に入って10日経った現在それすらも出来ずにいるので、継続して読み続けることの難しさを感じている。現在181冊、去年と比べたらかなり読んではいるので良しとする。



1.東京S黄尾探偵団シリーズ(響野夏菜)

試合中のアクシデントでテニスをあきらめ、個人主義的なシステムの黄尾高校に転校した行衡。静かな生活を夢見る行衡だったが、義理の兄弟と名のる少年・五月が現われたり、母親が突然ハネムーンに出かけたりで、彼の望みは、あっさりと引き裂かれた。おまけに学校の保健室に探偵事務所があって、そこのメンバーにさせられてしまい……。そんな時、少女たちを狙った連続誘拐事件が起こるが……!?

4冊ほど読了(シリーズは全28巻ある)。これはまず小学3~4年生くらいの時に同級生に借りて知り、中学入って図書館にあったので借りて読み直し、さらに高校入ってからは当時ブックオフで買って読み直したシリーズ。大人になってからはまったく読んでなかったが、数年前のDMMブックス初回会員登録70%オフ時に買っていたので(今思うと神割引だった)、積読消化。

「使えるものはハナクソでも使え」「勝てば官軍」「金は毟れるだけ毟り取れ」「他人に厳しく、身内に甘く」「やられたら百倍にしてやり返せ」これらの家訓をモットーに、定時制高校に通う爺からティーンエイジャーまでの幅広~い年齢の<高校生探偵>たちが次々と起こる事件を、首突っまなくてもいいのに自ら突っ込んで解決していく話。

内容としては少女系ラノベで探偵もの。シリアスな路線だけど、全体的にコメディという印象があった、が、実際今読むと起きている事件や出来事に対してかなりチープだなと思う所はあるが、頭使わず読める漫画のようなコバルト少女小説でなんだかんだ好き。当時、善美ちゃん(21)でパパという設定が大人に思えたのに、21歳?嘘だろ?って今すごく思う。


2.プロ野球チームの社員(髙木大成)

甲子園、東京六大学野球で活躍し、
ドラフト1位でプロ野球の世界に入った選手が、
所属チームの「球団職員」に転職したら――?

90年代後半~2000年代にかけて西武ライオンズで
活躍した髙木大成が、現在の職業である「球団職員」として
経験してきたことを語る一冊。

飛び込み営業や中継映像の制作過程、
さらには優勝時のビールかけ中継の準備など、
プロ野球ファンにもあまり知られていない世界を、
この本で覗いてみませんか?

プリンスオブレオこと、髙木大成さんのライオンズ引退後の球団職員としての仕事を取り上げた本。元プロ野球選手から球団職員ということで、スタッフやコーチ等の現場ではない社員からの視点から語られるプロ野球は大変興味深かった。中でもパリーグでは中継映像を球団が作り、各局に販売していることは知らなかったので、だからこそパリーグは映像を配信できるんだなと(交流戦の時にセリーグは見れない試合が多くて何故だろうとは思っていた)。「なりたい自分を描き、それを実現させるための戦略を実行する」ということを大事にされていて、それを成し遂げてきた人だからこそドラ1でプロ野球へ、そして引退後も活躍されてるんだろうなと。面白かった。


3.聴く監督(吉井理人)

WBC 2023では投手コーチとして世界一。
ロッテでは指揮官としてチームをAクラスへ。
ダルビッシュ有、大谷翔平、佐々木朗希らと共闘した
球界きっての名伯楽が実践する「傾聴法」とは?
対話重視、教えないコーチング等の独自の理論に磨きをかけ
チームと向き合うプロ野球の新たな監督像。
異端の理論派が実践する育成術。
本心を引き出す武器は「平常心」

吉井監督の本は「吉井理人コーチング論」「投手論」「プロ野球VSメジャーリーグ 戦いの作法」と5月読んでみたんだけど、基本的に仰りたいことや理念は同じで筋が一本通ってるなぁという感想。エピソードも他の本でも出てきたなとは思うものの、吉井監督が2023年監督に就任してから駆け抜けた1年についての本なので、ロッテファンは勿論パリーグ他球団のファンが読んでも楽しめる本だと思う。
他球団ファンながら、山口・安田両選手が今後のロッテの要になっていくんだろうなというのは薄々感じていたのでその辺の話が監督から示唆されてるのも見て、どこの球団も若手台頭待ち望んでるよね……とも思った。


6月、どれくらい本読めるだろうか。10冊くらいは読みたい。低い目標。

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