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荻野真『孔雀王-退魔聖伝-全11巻』読了

先日読んだ夜叉鴉よりも前に描かれたもので、孔雀王の続編に当たる。

元々は〈お気楽に孔雀の魔物退治漫遊記みたいな感じで、1年かそこら楽しませてもらおう…と始めた(10巻著者コメント)〉ものだが、〈神道の世界はすこぶる面白い〉〈夜叉鴉で神道の考え方を固める〉とあり、未完のまま終了。

これがやがて例の〈密教では神道に勝てない〉という結論へと至るわけだが、裏高野の開山からして虚空蔵菩薩に化けた思兼神の策略だったり、密教呪術がまるで通じない相手にスサノオの宝で対処したりと、この頃既に神道優位の予兆は現れている。


無印に比べるとかなり記憶が曖昧で、テスカトリポカとか「えっお前出てたっけ?」って感じ。

佐藤究の『テスカトリポカ』益々読みたくなってきた。

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