栗山ミヅキ『保安官エヴァンスの嘘』1~14巻まで読了

サンデー誌上でもじわじわ人気が出ているように思うのだが、西部劇タッチのニッチな世界設定のせいか爆発的ヒットには繋がりそうにないのが勿体ない。

ナレーションの冴え渡るツッコミには才覚を感じるし、12巻の催眠術や13巻の手紙代筆などマンネリを打破できるアイデアにも溢れている。

マガジンの何番煎じか判らない恋愛ものをアニメ化するくらいなら、是非ともこっちを!

最新巻では、後半のハーモニカギャング(?)連作も悪くないけれども、やはり前半の〈心の浮つき〉や、笑わない銀行員とノーナのフリップ芸(??)など、新機軸を用いた短い話にセンスが光る。

ここまでご覧いただき、まことにありがとうございます! サポートいただいたお礼に、えーと、何かします!!