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ナショナルジオグラフィック2020年10月号 アップデートされる恐竜

バックナンバー。

昔読んだ学研の科学で「化石からは皮膚の色や体毛までは判らない」と知ってから三十余年。

恐竜の卵の色素から体色を推測するなど、新たな知見が満載。

自分にとって最大のアップデートは、かつてイグアノドンと呼ばれていた恐竜の化石が2007年に別の属と認められマンテリサウルスと命名されていたことか。

だが最大級にショックなのは、インドにおける人身売買の現状を当事者らの証言と共に伝える〈売られた少女たち〉の記事。

被害者も加害者も増え続ける地獄のビジネス。

インドの根深い闇はいつになれば根絶できるのか。



抜粋→"売春宿の経営者や人身売買業者は刑事罰を受けずに済むことが多い。警察の取り締まりが十分に機能していない上、インドの司法制度にはあまりにも抜け穴が多いのだ。この国の裁判所は未処理の事件を山のように抱えている。組織の機能不全や不正が手伝って、検察が期日通りに起訴できず、やむをえず被告人を保釈することもある"

この次の記事が凛々しいオウギワシとかわいい雛の写真なのだが、こうしたある種の無節操さこそが、世界の凡てを写真に収め残さんとするナショジオの本質でもあるのだろう。

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