燃えよ剣 を観た話(ネタバレあり)


10月15日公開

燃えよ剣

を観てきました

主演   岡田准一
原作   司馬遼太郎「燃えよ剣」
監督   原田眞人

歴史小説界の巨星・司馬遼太郎による国民的ベストセラーの映画化に挑むのは、『日本のいちばん長い日』『関ヶ原』に続き日本の変革期を描く名匠・原田眞人監督。そして、主人公・土方歳三を演じるのは、国民的俳優・岡田准一。念願だった土方役で自ら殺陣の指導も務め、新選組のため最後まで戦い抜いた、誰もが恐れ誰よりも愛される永遠のカリスマを演じ切る。さらに、柴咲コウ、鈴木亮平、山田涼介、伊藤英明といった名実ともに超豪華なキャストが顔を揃えた。撮影は、西本願寺などの世界遺産や国宝級建造物での一大ロケを敢行。さらに、名高い池田屋事件の舞台である池田屋をオープンセットで完全再現。歴戦の数々には、総勢3000名を超えるエキストラを動員。緊迫感溢れる超一級の殺陣から圧巻スケールの戦闘シーンまで、大迫力のアクションが観る者を圧倒する。日本映画史に残る歴史スペクタクル超大作の誕生!(公式HPより引用)

燃えよ剣 は皆さんご存知の通り歴史小説で
今作までにドラマ版や映画版など
様々な媒体で映像化されて来ました

主演の岡田准一さんといえば現代映画だけでなく
「関ヶ原」「散る椿」にも出演されていて
おふたつとも素晴らしい演技をされていました
「散る椿」は特に好みの時代映画でして
静と動がしっかりと組み込まれており
非常に良い"間"を持った作品で
ラストの里美(黒木華)の「新兵衛さま(岡田准一)」に
涙するほど切なさもある作品です
個人的には"散る"椿は"散らぬ"椿があるからこそ
美しく見えるのではないか、とも思います

さて、「散る椿」から 時代劇×岡田准一 という
組み合わせに魅力を感じていたところに
岡田准一燃えよ剣主演の一報
コロナ禍で公開延期になって一年半
お蔵になることはないだろうと思っていたけれど
公開されるまでドキドキしました


いざ公開され初日には行けなかったのですが
公開から3日以内には行きまして
とりあえず期待以上でした
なにより岡田准一の土方歳三の所作が
"田舎者のバラガキ"そのもので
決して綺麗とは言えない刀裁きも
"田舎者のバラガキ"だなと思いました
言葉遣いや歩き方までも
同世代の方だとわかると思いますが
土方歳三といえば アニメ銀魂 が
浮かぶのではないでしょうか?
もっともあの人は土方十四郎なので
オマージュではありますが
鬼の副長には変わりありませんからね


そして鈴木亮平さん演じる近藤勇
過去に 大河ドラマ 西郷どん で 西郷隆盛 を
演じられたこともあり
時代劇との親和性がよく
近藤さんはこの人しかいない!と思うほどでした
柔らかな物言いも人の懐にスっと入る言葉選びも
全てが鈴木亮平のための近藤勇でした
劇中にある 隊をまとめる為に副長が憎まれ役を買う
実際の社会でも活用出来ることで
副になる人が憎まれる事で主となる人がより際立つ
その通りだと思いながら拝見しました
最期まで新撰組を古くからの仲間を
大事にした暖かい人でした


山田涼介演じる沖田総司にも触れておきましょう
彼は病弱色白の美青年と評されることが多く
世に出ている肖像画は本人ではないと
言われているので実際のところはわからないが
美青年というイメージのまま話すと
山田涼介は適役だったのではないかと思う


実写映画には読者それぞれの適役があり
イメージと違うと残念という気持ちを持ちがちだが
今作にはそれが少ないように感じた
主要人物以外にも"ぽいなぁ〜"という方を
役にあてていて観やすい印象を持ちました
一つ言うなれば、土方歳三は背が高いイメージ(小声)


では、また

この記事が参加している募集

#映画感想文

66,918件