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パソコンと高校生


「高校の授業はパソコンを前に一人で受ける」

あなたが一番初めにこう聞かれたらどう思いますか?

確かに今このコロナ時代でこの質問をすれば多くの人が「あたりまえ」と答えるかも知れません。しかし、コロナが流行る前にこの質問を問いてみれば、ほぼ全員が「ありえない」と答えると思います。

この春コロナの影響で緊急事態宣言が全国に出された影響で、高校生はオンラインで授業を受けることを余儀なくされました。
このコロナ禍で高校生の学び方はどう変化し、これからの学びにどう影響するのか、今回私が参加した株式会社オカムラbeeさんが主催のオンラインイベント「学びの深化で進化しよう!現代版学問のすすめvol.02~多様化する学びの現場ー高校教育編~」を踏まえ自分なりに考えてみようと思います。

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〇オンライン授業の導入

コロナ禍において私たち大学生は学校への入校が制限され、すべての授業がオンラインへと変化しました。初めは「”Zoom"って何?」とか「課題どこに提出するの?」など正直困ることはたくさんでした。しかし1,2週間後にはオンライン授業の受け方も十分理解し、授業形態に慣れることができました。

しかし私たちがオンライン授業になれることができたのは、
・パソコンが家に一台あること
・ある程度パソコンの使い方を知っている
この二つが理由だと思います。

では高校生はどうでしょう。家にパソコンが無い家もあれば、キーボードの打ち方もわからない生徒もいるはずです。
そんな中半ば強制的に実行されたオンライン授業。このオンライン授業の導入では様々なデメリットが生じてしましました。

格差の増大
パソコンの所持の有無、パソコン操作の知識を持っているかなども含めて、もともと生徒にある学びの意識とは違う根本的な部分で格差が生まれやすくなりました。

オンラインではまかなえない行事類
体育祭や文化祭など高校生には、学生生活を楽しむ象徴ともいえる行事がいくつも存在します。この行事の開催は愚か、行事の準備に取り組むときに養われる協働性や、チームワークはオンラインでは身につきにくいモノです。

しかしオンライン授業にはメリットもあリます。

全員同じ授業を受けるので黒板前の一番いい席で授業を受けられる
いつもなら周りの環境も気にしながら受けないといけない授業も、このオンラインとなると特別。全員が先生の真ん前で授業を受けられるので、学びの意識は高くなります。

②チャットを使用し先生と1対1で会話ができる
わからないところなどを、”Zoom"のプライベートチャットを使用することで、まるで個別で授業を受けるような感覚になり先生と生徒のコミュニケーションが活発になります。

このメリットデメリットはイベントで紹介されていた中の一部ですが、これから高校生がオンライン機能を使うことには、デメリットをまず解消していく必要があります。その中で今回のイベントでご登壇されていた小宮山利恵子さんが所属する、自治体や学校での導入が拡大するオンライン学習サービス「スタディサプリ」を取り入れた、オンライン化が進む高校生に向けた新たな学び方を私なりに考えて見ました。

〇反転授業の導入

私が今回考えたのは、「反転授業」という授業形態です。

そもそも反転授業とは、通常の授業形式とは異なり、家庭で映像教材を用いて授業を「予習」し、学校の授業では「宿題」や「演習」を行うという新しい授業形態で、今では日本でもいくつかこの授業方法を取り入れている学校があります。

具体的にどのように授業を行うかというと、まず生徒は事前にオンライン機器を使用し、「スタディサプリ」のようなオンデマンド配信されている授業を視聴します。この事前を視聴することでオンライン授業のメリットであった、学習意欲の向上、そしてマンツーマン授業を受けているかのようにわからないことをすぐ聞くことができます。さらに「スタディサプリ」ではスキマ時間にも授業を視聴できるので、わからない箇所を見つけたらすぐ解決できます。

さらに対面で会うときは、オンラインではできなかった協働性やチームワークの向上を促進します。クラスでいくつかチームに分かれて、少し難しい問題をチーム内で考えたりすることで、仲間同士での意見交換の場を作ります。

このように、オンライン授業のメリットとデメリットを取り入れた授業を展開していくことが今後の高校教育のオンライン化には適しているのではないかと考えます。

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最後に・・・

今回のイベントでは、高校生の授業の現状や、これからの授業形態について等、大学生の視点からではわからないような発見が多くありとても興味深い内容ばかりでした。これから変化するオンライン化授業に目を離さず、自分なりの授業形態をどんどん考えていこうと思います!

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