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ジョジョランズ第5話の感想

 今月はジョディオと露伴のやりとりがよかった。露伴の漫画を読んでいるから、露伴の発想や哲学がわかるとか言い出すジョディオがとくによくて、俺もそうだけど荒木飛呂彦のファンってこうだよなと思った。(←この意見が偏見にすぎない自覚はあるよ)

 第4部では康一くんと間田がピンクダークの少年のことを、「生理的に気持ち悪い絵もあるけど真に迫る迫力がある」と評していたけど、これは当時のジョジョの立ち位置をピンクダークの少年に、荒木飛呂彦の立ち位置を露伴に投影していたよね。すごく的確に自身を俯瞰していたんだなあと思う。荒木先生は。

 ジョジョランズでのピンクダークの少年はハワイ在住の少年も「ネットでアニメも見てる」作品になった。アニメ化を機に海外でも人気が出たジョジョと完全に一致している。ここでも荒木先生が、自身の作品がどんな立ち位置にあり、どう評価されているか正確に把握していることが伺える。

 さらに言うと、自身の作品のファンがどんな感じなのかということも荒木先生は把握している。それが今回のジョディオの、『なんかこういう感じで「わかるんですよ」』『尊敬してるからピンと来るっていうんですか』あたりの台詞から伺えたっていうのかな、そういうのがすごくいいなって思いました。今回のジョジョランズは。

(でもよく考えたら人気ある漫画家およびそのファンってわりどどの作品も「こう」なのかな。べつにジョジョに限らなくても。でもまあなんかこう、良かったから、良かったです。)

 ノーベンバーレインの能力について少し説明されたけど、わかるようなわかんないような感じだった。今後もこれぐらい曖昧に運用されていくと思うし、それでいいと思っている。もはやな。

 ダイヤモンドと溶岩の性質についてはまだ引っ張っていくつもりらしい。下手したらこれ終盤まで引っ張り続けていくんじゃないかな。どうなるんだろう。わかんないね。猫(一匹だけかと思ったら複数いた)がなんなのかも、まだわかんなかったね。

 じゃあ今月は以上です。来月も楽しみだな。

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