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なんとなく気まぐれに。

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『大野君と杉山君』の映画と漫画感想文

はじめに 『ちびまる子ちゃん』の中で、二期からのキャラクターでありながら常に人気投票で上位にいる大野くん。 彼と親友の杉山くんがメインの映画『大野君と杉山君』が1990年に公開され、先生が描き下ろした漫画も出版されたのはご存知のことかと思います。 ご存知なかった方はどこかのテストに出るかもしれないので覚えておいた方がいいかも知れません。 この映画の後にアニメでふたりが登場するのですが、この頃の大野くんと杉山くんは今のアニメのふたりと性格が違っているところが多々あります

    • 黒い王と白い王

      ある国の王は、とても自分勝手な人間でした。 自分より下と思う者をこき使い、気に入らない人間を葬ってきました。 ただ、どんなことでも自分の手は下しません。 この王は口が上手く、気に入らない人間の周りの人間を取り込み、気に入らない人間の居場所をなくし、存在を消してしまうのです。 国民は、そんな王の手口を知っていながらも、王の言葉に騙されてしまいます。 そんなことを繰り返しているうちに、この王は『黒い王』と呼ばれるようになりました。 黒い王には、友達がいません。 自分

      • 高嶺の花

        天界の湖のそばの、それはそれは高い樹のてっぺんに、とても美しい花が咲いておりました。 ある天使は羽ばたき花のそばへ行くと優しく撫で、ある天使たちはその花を眺めながらおしゃべりをしたりお茶会を開いたりしておりました。 その花のある樹の下には、ひっそりと咲いている小さな花がありました。 小さな花は美しい花に憧れ、見上げ眺めていることがとても幸せでした。 天使たちにも大切に扱われ、賛美されるその花を見ながら、小さくゆらゆらと揺れておりました。 ある日、ひとりの天使が美しい

      『大野君と杉山君』の映画と漫画感想文