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心室中隔欠損ベビーの通院記録3:1ヶ月検診と、2度目の小児科診察

私の1ヶ月検診、心理士さんからの予期せぬ指摘

なんかあっという間だったな、という感覚でした。入院中、病棟で仲良くなったママと赤ちゃんに久しぶりに会えて、初めての育児についてお話できて嬉しかったです。
生まれた日は1日しか違わないはずが、お友達のベイビーは4kg超だそうで!ぱっと見ただけでも、腕がもちもちぷにぷにで可愛い〜。みーくんは3.6kg、やっぱり手足が少し痩せっぽちなんだな、と改めて思った。まだそれが病気のせいなのかどうかはわからないけど。

さて、産後1ヶ月、私の体は順調そうです。入院中も何度もやった、産後うつテストをまた書いて、精神科の心理士さんと話をしました。
あの質問紙、いつも書くたびに邪推しちゃうんですよね。全部の質問に「何も問題ないですー!元気百倍!子供が可愛くないとか、育児が辛いとか、思ったことがあるか?一切ないっすね!」と書いたら、逆に危険母親リスト入りするんじゃないかなとか思って。

回答を渡し、しばらく産後の生活について、心理士さんからいろいろ聞かれました。心理士さんからは「色んな人にかなり気を遣っているので、無理しないで」と言われ、私は驚きました。私にとって、そんなに気を遣って疲弊していると言う認識は全然なかったからです。

心理士さん、なぜそう思ったのでしょうか。
「育児を手伝ってくれたり、子供について相談が気軽にできる人がいたりしますか?」と聞かれた時に、私は元気に「はい、います!大丈夫です〜」と答えました。
まず、夫とは何でも相談ができます。
併せて、私には隣町に住んでいる姉や、相談ができる両親、仲良く話ができる義母がいます。生まれて退院後すぐ、両親も祖母も姉も会いに来てくれたし、義母も来てくれました。隣県から会いに来てくれる両親と義母には、たくさん家事を手伝ってもらいました。
一方で、みーくんの病気については、夫以外の人には言わないでおきました。まだ治療の見通しも立たない中で、余計な心配をかけたくなかったから。特に私の両親とは、みーくんを見せるために定期的にビデオ通話をしたり、写真を共有したりしていました。
ご近所とも良好な関係です。退院後すぐ、ご近所の左右隣接のお家にご挨拶に行った時にもみーくんを連れて行ったため、とても可愛いと言っていただき、嬉しかったです。

私は、本当に恵まれているなと思っています。
そう満足げに話したつもりでしたが。
心理士さんは「両親、親族、ご近所さん、医師に至るまで、多くの人に気を遣っている」と認識したようです。
私にとっては、義母を迎えるために最低限部屋を片付けるのも、空き時間に両親にテレビ通話するのも、近所にご挨拶回りするのも、当たり前のようにやったことばかりで、なんだかそれがいけない事のように思われていることに少しショックを受けました。

帰宅して、心理士さんから言われたことを夫に話したら、「俺もそう思っていたよ」とのこと。そ、そんな。
ただ、夫はたくさん私を理解しようとしてくれていて、それが嬉しかったです。本当に、いつも感謝しています。

そして2度目の小児科の診察

今回も心電図と心エコーから。
退院後から体重も増えていて、とっても嬉しかったです。ミルクや母乳だけで、こうして大きくなるのはすごいなあ。…と、喜んだのも束の間。
小児科の先生としては、もう少し勢いよく増えて欲しいとのことでした。普通の赤ちゃんは、生まれたての時点でもっとグラフの傾きが急になるのが理想的、と。
心臓の病状も、少し進行しているとのことでした。心エコーを見ると、明らかに片側の心室が肥大していっているのが見えました。
先生は、「この状況だと自然閉鎖の可能性はあまり望めず、追々手術となる可能性が高いですね」と言っていました。
こんな小さなみーくんの体でも、手術に耐えうるのかどうかについて質問すると、先生曰く、体の大きさには問題はないようです。確かに、産まれたばかりの子でも、必要なら受けなければいけない手術なわけですし。
リスクはもちろん皆無とは言い切れないけど、手術の成功率はかなり上がっているとのことなので、そんなに心配するほどのことはない、とのことでした。

夫は、私がショックを受けてないかは心配してくれていましたが、不安な一方で、正直なところ、手術という選択肢が強く出てきたことに、少し安心している自分もいました。
中途半端に、自然に治るかもしれないという、様子見、様子見を繰り返していくより、手術になる方向に舵を切ると言われることで、しっかりした経過観察の上で、これ以上悪化する前に手を打てるならそのほうがいいなと思っていたので。

お薬開始

そして、今日の診察から、利尿剤での投薬治療もスタート。
ほんの少し粉薬を舐めてみましたが、普通に苦い。
どうしよう、ちゃんと飲んでくれるかな…と心配していましたが、そんな悩み、杞憂も杞憂。みーくん、嫌な顔ひとつせずお薬は大変上手に飲んでくれました。

えっ…味音痴…!?
いやいやいや。単純にまだ味覚が発達していないだけ…だと良いけど。

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