見出し画像

はじめまして


初めましての方もそうでない方も、ご覧いただきありがとうございます。
Nyonyonyamと申します。


突然ですが、象の容姿の話をご存知でしょうか。

 暗闇の中で、象の容姿を理解するミッションが与えられ、AIが選びだした最適な人材が集められました。集められた人達には、像の容姿を決して見ることが出来ません。
 まず最初に発言した人は、象の胴体を触りこう言いました。
「像は、大きな壁のような動物だ。」
またある人は、鼻を触ってこう言います。
「いやいや、大きな水道管のような生き物だよ」
3人目の人は、後ろ足を触りながらこう言います。
「何を言ってるんだ、像は木のような生物だ。」
耳を触った人は、「扇のようです」
しっぽを触りながら、こういう人もいました。
「私は、像は綱みたいな動物だと思うが。」
5人目は牙を触りながら、
「皆寝ぼけているのか?像はパイプのような固いものだ。」
と、それぞれ別のことを言っておりまして、まったく訳が分かりません。
 次第に、皆イライラしてきて喧嘩になりそうな雰囲気です。


 この話に出てくる人達は皆、正直者です。このミッションを成功させる為に喧嘩をするなんて馬鹿げた事です。なぜならば、象はその人達が言い表した全てを容姿をもっているからです。

 世界中の伝承や寓話を見てみると、たくさんの人たちが言葉という道具を使って暗闇に光を照らす事で、生きる為に必要な知識を得ているように思います。多くの人達との交流や情報交換をすることが、今という同時多発的な現実を知ることが出来ると私は信じています。


 日本の多くの人たちはその共感能力の高さから、自分と同意するコミュニティに留まることを好みがちですが、個人というものは宇宙唯一無二の奇跡なのですから、もっと交流を深めてお互い洗練されていけばよろしいのにと常々感じています。しかしながら、外には「自分が見た世界が全て」と狂信的な方も多く、また、そのコミュニティ内の自身のポジションを確かめるだけの為にその人の意見を他人に無理やり認めさせることで優越感に浸る方もいることも事実。ーそうした愚かな認識は2021年に現存する貴重な原始人の生き残りとして仮想の動物園の中に入ってもらうのが良いと思います。

あ、毒が出ましたね、すみません。

ー心の安全を確保するために、静かに文章を咀嚼してお楽しみになるのもよろしいでしょう。いずれ、WEBのどこかで、交流できる時を楽しみにしています。


 とにもかくにも、2021年コロナウィルス蔓延防止につき物理的な外出は控え、「書を捨てwebへ出よう」といこうではありませんか。

 このnoteという場所は、焚火ができる広大な公園と言ったところでしょうか。聡明なる皆様におかれましては、象の小噺のような視点の違いをご理解いただき、ごゆるりと世界を観察することをお楽しみ下さいますようお願い申し上げます。もちろん、何かしら情報に誤りがございましたら、(優しく)ご指摘ください。


 Nyonyonyamの視点は少し異質なところがあるかと思いますが、もし楽しんでいただけましたら幸いでございます。生い立ちはまたいずれ話す機会がございましょう。

それでは、また。
どうぞよろしくお願いします。

Nyonyonyam



画像:『衆瞽象を撫ず』葛飾北斎


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?