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スター・ウォーズによると世界は

いよいよ、スター・ウォーズ最新作「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」が公開します。

僕を含め、スターウォーズファンにとって、SW税を納める季節(ディズニーに買収されてからは、2年ごとに本シリーズ、その間にスピンオスと毎年の課税)となりました。

今回の推薦書“スター・ウォーズによると世界は”です。

“人類は三種類に分類できる。スター・ウォーズが大好きな人、スター・ウォーズが好きな人、そしてスター・ウォーズが大好きでも好きでもないない人だ。”

序文の一行目はこんな具合にはじまります。興味のない人にとってもう無理という始まり方。しかし、そんなにスター・ウォーズが好きじゃない人も、なぜこれほど世界中で共感を呼び、なぜその魅力が色褪せず、映画の枠を超えて文化になったのか気になりませんか?

“スター・ウォーズから学ぶ”という章に、スター・ウォーズがどれくらい稼いだかが記されており、

それによると2016年初頭時点で302億ドル。この総額は、アイスランド、ジャマイカ、アルメニア、など世界90カ国のGDPを上回っているそうです。

また政治でいうと、2015年12月に「フォースの覚醒」が公開したとき、バラク・オバマ大統領は記者会見で「それじゃみんな、私はスターウォーズを観に行くので」と話し、同じ週にヒラリークリントンは全米民主党討論会の最後のスピーチを「フォースがみなさんと共にありますように」と締めくくったそうです。

また同年、ウラジーミル・プーチンとバラクオバマの間にはかなりの緊張関係があった。それでもロシアの高官がキラキラした少年のような笑顔で、このシリーズが自国で本当に愛されていて、ロシア国民はほとんど全員がこの映画を見ていると語ったとあります。

文化面でいうと、グーグルで“スターウォーズ”と検索すると、7.28億件ヒットし、これに対して“ビートルズ”は1.07億件と、“テイラースウィフト”でも2.3億件と、もはやポップカルチャーの代表格となっている。

“スターウォーズは現代の神話である。”の中で、スターウォーズの物語の特徴の1つとして、“英雄の旅”があって

例にあげると、イエス・キリスト、ブッダ、そして、スパイダーマン、バットマンすべて同じ構成になっていて、

英雄の旅は人々の心理に深く共鳴するとあり、同時にフォースの両サイドが持つすさまじい力にも注目され、光と闇との選択はまったく単純などではないことを説明され(個人的に、わかっちゃいるけど悪いほうや楽なほうを日々選んでしまうのですごく共感するところ。)、選択の自由についても大胆に主張していて、人々が苦境を迎えたり、何らかの帰路に立たされたりすると、 “選ぶのはお前の自由だ。” とシリーズを通して宣言している。これがスターウォーズの一番深い教訓だとありました。

だたの作り話と言えばそれまでですが、確実に映画の枠を超えた“スターウォーズ”の世界をさらに深く読み解く本書。

ぜひ、フォースと共に一読してみては?

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