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UB説が浮上しているポケモン

 ポケモン世界の中でも異質な扱いを受けているUB。登場は第7世代であるSMですが、明確にカテゴリ化されているポケモン以外にもUBとしての説が上がっているポケモンが複数存在します。それらの説について、調べた事と、自分の考えを交えて纏めていきます。

UBの特徴

 まずはおさらいから。UBには共通するいくつかの特徴がある。異空間に存在しているポケモンであること、特性のビーストブースト、種族値、技の習得レベルが素数、鳴き声に含まれる反響音、見た目の無機質さ等が主な特徴として挙げられる。

※アーゴヨンやソルガレオ、ルナアーラなどの例外は一部存在するが、その点に関してはその都度、細く説明を加えていく事とする。

UB説が存在するポケモン

①ネクロズマ

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 作中では、明確にUBと断言されていないポケモン。ウルトラボールでの補正もない。しかし、種族値と技習得レベルが素数であり、鳴き声の特徴等の多くの共通点を有している点から、UBである可能性が非常に高い。

 一応、ウルトラネクロズマになると鳴き声以外の特徴は該当しなくなる。しかし、ウルトラネクロズマはネクロズマの本当の姿ではなく、不完全な姿と公式で断言されているので、今回の考察からは外すことにする。

②ドータクン

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 空間研究所で取り上げられていたポケモン。BWの図鑑説明にて「別世界への 穴を 開けて そこから 雨を 降らしていた。そのため 豊作の神 とされる。」との記述があり、ウルトラホールとの関連性を匂わせる。しかし、肝心なSMでの出現がなくレベル技も過去作を通じてみても共通点は見られない。一応、種族値のBDS以外が素数になっているが共通点として挙げるには弱い。(種族値の法則の違いとして、アーゴヨンという例外は存在する。)

 そして鳴き声について。ドータクン自身にはUBの特徴である反響音がなんとなく聞こえはするのだが、進化前のドーミラーには聞こえない。進化前のUBであるべベノムやコスモウムには聞こえる点を加味すると若干UB説が薄くなってくる。

 補足だが、後述するギラティナが存在する「もどりのどうくつ」で野生登場する。(他にもズバット系列が存在するので根拠としては若干薄い。)

③ディアルガ・パルキア

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 UB説として多くの考察がされているポケモン。パルキアに関してはドータクン同様、空間研究所で取り上げられている。

 種族値とレベル技に関してのUBとの共通点は特にないものの、鳴き声に関してはパルキアに共通点がある。そもそも、UBを語る上で空間というのは切っても切り離せないので空間を司る神とされているパルキアはUBとなんかしらの関係があるとされるのはある種自然である。
 では、なぜ根拠の薄いディアルガも一緒に取り上げたのか。それには幾つかの根拠がある。

 まず、パルキアとディアルガの出自がアルセウスであるという点。出自が同じポケモン同士の分類が区切られているとは考えにくい。

 次に、UBとされているソルガレオとルナアーラが時間と空間に大きく関係している点である。この2匹がUBである以上、同じく時間と空間を司るディアパルはなにかしらの関係性があるだろう。

 最後の根拠として、ディアルガとパルキアは一体だった可能性が存在するという点。パルキアとディアルガのモチーフは明確ではないものの、その名前には「ディアルキア」というギリシャ語がある。意味は二頭政で、最高権力者が2人いる状態のことを指す。少し脱線したが、そもそもの話として、時間と空間というのは切り離せない関係なのである。空間を移動するということは時間も同時に流れているということであり、逆も然りで時間を操り過去未来に干渉するということは空間にも干渉することになる。と、するならばこの2匹が別々の存在だと考えるのは難しい。

 極め付けは、ハクタイシティに存在する「像」の存在である。

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  このディアルガ、パルキアの双方に見える像だが、ポケスペに登場した際も2匹が合体した様な姿をしていることが描写されている。つまり、その姿が、本来の姿なのではないか…という妄想である。この論の穴はディアルガとパルキアが分離している理由がはっきりしないという点。

 しかし、この2匹が元は1匹のポケモンだとしたら、ディアルガとパルキアで性質が違うとは考えにくい。

 個人的にはUBやポケモンの枠組みを超えている存在な気もしているが、いかんせん、モンスターボールで捕獲できるんだよね…。

③ギラティナ

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  先程から度々名前が挙げられているポケモン。彼も「やぶれたせかい」という異空間に存在する反物質を司るポケモンであり、異空間に存在するUBと同じ前提条件を持つ。先述したドータクンとの関連性、ディアパルと同じくアルセウスが出自である点などが存在するが、種族値、レベル技、鳴き声のどれにも共通点は見られない。

④ムゲンダイナ

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 剣盾のラスボス的なポケモン。事実、太古からやってきたというネクロズマとの出自や図鑑番号での共通点、見た目の無機質さ、鳴き声に含まれる反響音から上記のポケモン以上にUBではないかと噂されている。種族値に共通点は見られないものの、レベル技習得に面白い法則が存在する。

 それは「8の倍数で技を習得する」という点である。恐らく、無限を表す記号の「∞」からの発想であると考えられるが、これはUBの「素数で技を習得する」という規則には当てはまらない。しかし、UBの中には特定の倍数で技を習得するポケモンが存在する。それはソルガレオとルナアーラである。彼らは7の倍数で技を習得するという共通の特徴があり、UBの特徴を引き継いでるといっても差し支えないだろう。

 アニポケSMのサトシの「べベノムと違う世界のUBを助けた」との発言から、このポケモンがムゲンダイナではないかという声もあるが、アニメとゲームでは明確に違う世界線であるとされている(例:破れた世界と反転世界という明確な棲み分け)ので、鵜呑みにすることは出来ないが、アニメとゲームでの共通点も多く存在するので可能性の一つに加えてもいいだろう。

総括

 以上が、UBの可能性が囁かれている主なポケモンです。今後の図鑑説明、ダイパリメイク等で真相が明らかになるのでしょうか…。

 ムゲンダイナに関してはUB説以外に、ムゲンダイエネルギーとの関係性、隕石出自ということでデオキシスとの関係性なんかもあったり色々面白いポケモンです。

 ウルトラホールも、シガナの発言から存在することがほぼ確定になったパラレルワールドとの関係性も示唆されているので今後が楽しみですね。

 の根拠、指摘等ございましたらコメントにてお願いします。

 では。


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