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パキスタン初の女性宇宙飛行士

パキスタンの女性宇宙飛行士、ナミラ・サリム(Namira Salim)が、パキスタン初の女性宇宙飛行士として、10月6日、ヴァージン・ギャラクティック社の宇宙船で宇宙へと飛び立ちました。

宇宙船は2段階飛行になっていて、ヴァージン・スペースシャトル VSS ユニティを搭載したヴァージン母船 VMS イブが米国ニューメキシコ州の滑走路から離陸しました。VMSイブを操縦したのは、パキスタン系カナダ人のパイロットです。高度 45,000 フィート (13,700 メートル -- エベレストより 5,000 メートル近く高い) まで上昇した後、VSS ユニティが VMS イブからドッキングを解除し、宇宙に打ち上げるためにロケットを発射し、宇宙飛行の第2段階が始まります。そして、1時間の長旅を終えた宇宙船は、米国ニューメキシコ州のスペースポート・アメリカに着陸しました。

宇宙船には彼女以外に、英国の広告会社幹部、米国の天文学教育者、それから、ヴァージン・ギャラクティック社の宇宙飛行士主任教官も搭乗しました。乗客は準軌道空間まで送られ、地球に帰還する前の数分間、無重力状態を体験することがき、宇宙空間を背景に地球の曲面を見ることができます。

サリムは、「パキスタン女性は複数の分野で先駆者としての気概を証明することで、国全体に誇りを与えている」と、アヌワール・ウル・ハク・カカール暫定首相から祝福のメッセージを受け取りました。

ナミラ・サリム

サリムはヴァージン・ギャラクティック社の乗車予約をし、航空券を購入した最初の100人のうちの1人でした。2006年当時の航空券は20万ドルでしたが、その価格はどんどん値上がりしなんと45万ドルまで上昇しました。

極地冒険家でもある彼女は、北極点と南極点の両方に到達した最初のパキスタン人でもあり、エベレスト・スカイダイビング大会でエベレストにパラシュート・ジャンプした初のアジア人女性でもあり、パキスタン政府から国家勲章を授与しています。

北極点到達
自分の歌もリリースしました

彼女は北極点と南極点の両方を探検しており、宇宙探査と世界旅行の分野における先駆者としての評判を確固たるものにしています。