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長寿化する動物と介護

犬や猫は数十年前は5年から10年生きれば長生きと言われていた。しかし今は15歳が当たり前。東京大学が開発しているAIMや犬のがん治療薬など、新薬開発がすさまじい勢いで進んでおり、犬や猫が長寿化する社会となってきている。人間が100年越えでしかも不老になると言われているように、動物たちも不老長寿化が進むことは間違いない。これ自体は喜ばしいことだが、問題になるのは長寿の犬や猫が増えていくことで、介護の問題が発生する。老衰することにより、足腰が弱り、あまり動かなくなる。さらには視力が落ちたり、点滴が必要になることもあるため、飼い主はペットの老後をどう面倒を見るか考える必要がある。

介護

ペットは老化していくと、体に元気がなくなり、寝ている時間や横になっている時間が増えていく。猫だとセルフグルーミングが減ることで、抜け毛やフケなども多くなる。そこで必要になるのはまめなブラッシングやタオルウォッシュ。体温調節も不安定になってくる。夏はエアコンの風が当たらないようにしつつ、冬はペット用保温マットなどを使うケアをする必要がある。猫の場合は爪にも注意が必要。年を取っていくと、爪の収納ができなくなり、ずっと出っぱなしになることがあるので爪の手入れが必要になる。また、トイレもできるだけ寝る場所の近くに配置してあげる必要がある。足腰が弱っていくため、それほど歩けなくなるからだ。老化するとトイレの頻度が上がることもある。そして老化で一番心配しなければならないのは病気。できるだけ動物病院が近い場所に住むなどの工夫も必要になってくるだろう。病気にかかる頻度は上がっていく。

サプリメント

今後は老化したペット用のサプリメントがどんどん出てくる可能性が高い。不老長寿化している動物達にとって必需品になるであることは容易に想像できる。人間でもNMNという若返りが期待できるサプリが出ているが、ぼったくりとしか思えない高額なものや、そもそも製造元すら記載されていない製品も出てきており、悪評も多くなっている。さらには薬機法に抵触するような広告を出している悪徳業者もいて、騙されている人もいるのが現状。ペット用サプリも同様に粗悪品があるため、よく考えてから購入することをお勧めしたい。


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