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アルゼンチンの世界遺産 バルデス半島

2022年サッカーワールドカップはアルゼンチンの優勝で終わった。アルゼンチンでは、毎日お祭り模様で、ブエノスアイレスはいろんな意味で荒れているようだ。アルゼンチンと言うと、サッカーしかない印象だが、世界的にも有名な自然遺産が存在する。アルゼンチンの中部にあるバルデス半島は自然の宝庫として知られている。独自の生態系上に、固有種を含む珍しい動物が住んでいるため、動物観光旅行にもお勧めである。この地域には毎年ラテンアメリカ各国から旅行客が訪れており、とてもよく知られる自然スポットである。

バルデス半島

バルデス半島はアルゼンチンのチュブ州にある半島。長方形の形をした地形をしており、ユネスコ世界遺産にも登録されている。非常に独特な生態系を持っており、海洋動物の種類は多様で、とても豊富であることが知られている。旅行客の中でもとても有名なのがホエールウォッチングだ。ミナミセミクジラの生息数がとても多いことで知られるこの地には、観光客にとても人気。しかしバルデス半島では捕鯨によりミナミセミクジラの生息数が激減しているという。生息数が回復するまで、しばらくかかると言われている。

オタリア

バルデス半島はなにもクジラだけが有名ではない。オタリアもこの地ではとても有名。ウルグアイ、ペルー、アルゼンチンの沿岸に住むこの動物はアシカ科に分類される。オタリアはたてがみと、上向きになっている鼻が最大の特徴。オタリアの体長や体重にはかなり差異がある。食べ物は魚やイカ、さらにはペンギン。天敵はシャチでよく捕食されてしまう。

ミナミゾウアザラシ

ミナミゾウアザラシもバルデス半島でとても有名な動物だ。体長は650㎝にもなり、体重は5tにもなる巨大動物。亜南極圏に生息し、夏は繁殖のために陸上で過ごすが、冬は海洋で過ごす。ミナミゾウアザラシは深海に潜ることができ、イカや魚を捕食して生活をしている。天敵はシャチである。

マゼランペンギン

マゼランペンギンはバルデス半島に訪れる多くの人を癒してくれる動物。南米で生息するこのペンギンは中世にマゼランにより発見され、この名前になった。巣への執着が強く、同じペアで子育てをしている。近年はマゼランペンギンの保護区が作られており、この保護区を訪れる観光客は多い。ペンギン保護区 プンタ・トンボ訪問ツアーなども旅行会社によって企画されているため、興味があれば行ってみるのもいいだろう。約150万羽ともいわれるペンギンが子育てをしている。ペンギンの集団の間を歩いて見学できるため、ペンギンの習性を間近で見ることができる。


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