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星屑が染まる色

 
短歌十三首



唐紙(からかみ)に囲まれた色合い
和ませたる常夜灯は君の色


蒼いテレパシー
真っ直ぐに響いて
二人の目印見失わない


歌でこそ気持ちを乗せていけるよ
二人は似ていてもどかしきかな


川辺で平らな小石選ぶ君
投げる川面飛ぶように水を切る


向こう岸まで飛ぶような石を
眺める二人は透明度増して


沈下橋の真ん中で足をぶらぶら
ラブラブで間近な横顔


問いかけず
薪をくべて沈黙つづくが
炎を囲む揺れている


透明の流れる汗に良くない考え
流れるなら勤めたい


終わらない歌ばら蒔いて
ロビンソンを流して夜空に浮かべるよ


川面に映るスターダスト
正々堂々輝ける宝石の


透す光、朝焼けの空
二人乗る黄色の蝶々が白く光った


君の瞳の奥に咲く蓮の花
紫色の薄紅かがった


きみの心にさす運命の糸
茜色に染めて手を取りたい

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