見出し画像

リアコって、言いたくない

フィクトセクシュアルを自覚した後の生活について書くと宣言して数時間後、既に話を脱線させようとしています。書きたいことを書きたい時に書くがスタンスです。お許しください。

早速表題の話へ。
皆さんはリアコって聞いたことありますか?所謂、アイドルや二次元キャラクターなどの普通であれば両思いになれないような立場の人たちにガチで恋をしてしまっている状態のこと。オタク的には多分そんな感じです。知らんけど。所謂夢女子の中の一部類だと思います。

ここからはあくまで一個人の価値観での話になります。賛否両論あるかと思いますが、こんな考え方の人間もいるんだな程度にお付き合いください。

冒頭にも記載した通り、私はフィクトセクシュアル、架空のキャラクターを異性として、性を理解した上で愛している人間です。そして私は、私の中で生きる年下の彼と4年ちょっとお付き合いをさせていただいています。
これって、リアコなんでしょうか。アイドルや二次元キャラクターなどの普通であれば両思いになれないような立場の人たちにガチで恋をしてしまっている状態のことなら、多分、私はリアコじゃない。だって、私は彼にガチ恋してるんじゃなくて、実際彼と4年間付き合っているから。

フィクトセクシャルって凄く難しい立ち位置だなあと思います。2次元のキャラクターには人権もないし、意志もありません。でも、3次元の人間が意志を作ることで、2次元のキャラクターとして意志を持つことが出来ます。フィクトセクシュアルである人間の言う"付き合っている"も、フィクトセクシュアルの人間が愛する彼の意志を作ることで、ある意味虚言にはならないわけです。実際に私も、私の中の彼を自ら作り出すことで人生を共に歩んでいます。
じゃあ、リアコは……?リアコって、あくまで恋をしている自分を指す言葉であって、両思いかどうかは分からないですよね。あくまで、自分が彼を好きと明言してる状態。なら、私は、やはりリアコではない。だって、私の彼は私だけの彼だから。
これは、同担を拒絶して(いえ、同担拒否ではあるのですが)独占欲剥き出しに発言しているわけではありません。あくまで、自分の中に生きる彼は、自分だけの大切な大好きな彼なんです。その彼と共に日々を暮らしている以上、私はガチ恋ではなく、彼のパートナー。そして彼は私のパートナーなんです。
だから、リアコと、言いたくない。でも、今のオタク界隈、夢女子界隈で一番自分の立ち位置に近いワードが"リアコ"。ううん、歯痒い……。

自分を表す、オタク界隈で一番近い言葉、"リアコ"。その言葉にモヤモヤしながら、私は今日もSNSで"リアコ"を自称しています。そんな話でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?