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レトロ印刷で名刺を作ってみる:試し刷り編

今年は勉強会やmeetupなどのイベントに行く機会が増えて、そこで同じテーブルになった方や、懇親会などで名刺交換をすることがとても増えました。

で、その時に、実はこう思ってました。
「うちの会社の名刺、ダサいから渡すのやだなぁ」(笑)

まあ、ダサいダサくないは個人の主観なのですが、どうせ渡すなら自信を持って渡したいなと。
ついでに、その時にちょっとでも会話が生まれたらいいなぁと思い、個人の名刺を作ることにしました。

どこで印刷しよう

もともと紙物は通ってこなかったので、印刷の知識はほとんどないため、
・テンプレートが配布してあるか
・サイト上に入稿周りのHOWTOなど記載があるか
・サンプルが見れるか(店舗で見れればそれでもOK)
この辺りを基準にネットで検索することに。
ちなみに、唯一使ったことがあるのがキンコーズで、
キンコーズでもよかったんですが、他にないかなぁと色々検索してたら、
レトロ印刷JAMを見つけました。

サイトを見てみると、なんか面白い!可愛い!アナログ的でいい味してる!
一応、さっきあげた基準も満たしてるし、それこそちょっとした会話のきっかけになる物が作れそうだったので、レトロ印刷で作ることにしました。
(サイトの導線が複雑で別の意味でも気になったけど...職業病)

レトロ印刷の難しいけど面白いところ

他の印刷屋さんがどういう仕組みかよくわかってないんですが、
レトロ印刷はシルクスクリーンみたいな感じで印刷されます。
1色ごとに版(データ)を分けて重ねて違う色を印刷する手順。
版画みたいな感じですね。
そのため意図しない(デザイン上にはない)混色やズレが必ず起こります。
データはモノクロで入稿するため、濃度でも1色で色の違いが表現できたり、紙質によっても色味が変化します。

公式インスタアカウントやサイト内にも、JAM-OKIといってみんなが作ったサンプルが見れる場所があるんですが、
それを見ながら、「紙はどうしよう」「インクはどうしよう」「え、これ可愛い」「これどうやってんの?」って、自分の名刺デザインが1歩進んでは1歩下がる状態。。。考えることが結構ある〜><
でもこの時間が非常に楽しいのであります!
ものづくり好きな人にはたまらないと思います!

いよいよ試し刷り

色々と試行錯誤して仕上がった見本デザインがこちら

さっきも書いた通り、意図しない表情で上がってくる可能性大ですので、
レトロ印刷でも煽る通り、試し刷りをすることにしました。
ちなみに私は2面印刷で以下のようなスペックに。

紙:ネズミ 
オモテ3色:蛍光オレンジ(ツヤプリ)、シトロン(ツヤプリ)、黒
ウラ2色:黒、蛍光オレンジ

ツヤプリとはその名の通り、ツヤっとして少しぷっくりとした仕上がりになる加工です。
レトロ印刷の特徴の一つに"手につく"というのがあるんですが、この加工で色落ちを防ぐことができます。(ツヤプリは片面のみとのこと)

で、届いたのがこちら。

うーーん、若干期待はずれ・・・いや、予想はしていた。
していたけども、やっぱりそこを超えてきますね。レトロ印刷。

・紙質が思ってたよりザラザラで、黒の霜降り?のような質感が
・そのせいで蛍光オレンジもあまり綺麗な印象じゃない
・ズレは枚数でかなり幅があるので、もう少し考慮が必要そう
・ガイド非表示にして作ってたもんで、仕上がり線でカットしたらマージン狭すぎた(完全凡ミス)

試し刷りからどう直す?

紙と色はもう一回選び直しかな。
デザインは少しレイアウト調整して、使用する色数も減らした方が特性を活かせそうな気がしました。
レトロ印刷のオンラインショップで、バインダー式の印刷見本が売ってたのでそれをポチって見ました。
紙見本と色見本も付いてるので、そこそこ想像がつきやすくなりそうです。
(やっぱ紙の質感の影響は強いなぁと思いました。)

というわけで、見本届くまでにデザイン調整しつつ、
もう一回試し刷りするかなぁと思うので、そしたらまた書きます。

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