適応障害とわたし@2020/4/1

6時に目が覚めた。急いでスマホからラジオを流して布団の中で普段着に着替える。
いつも聴いてるラジオのオープニングが変わった。今日から新年度がスタートするからだろう。うとうとした頭で考えながら靴下に足を通す。

今日は入社日だけど、役職のない社員は家で仕事する日。入社日に参加しないだけなのに、今日から新しい1年が始まる感覚がない。
それは適応障害のせいか、それともコロナのせいか。どっちでもあるし、どっちでもないかもしれない。

スマホをチェックしてたら、メルカリで購入オファーがきてた。提示した値段から大幅な値下げをお願いされたけど、押し入れから余計なものがなくなることを考えたら受け入れてもいいかなと思い、承諾した。

善は急げ。さっそく売れたのでコンビニに発送しに行こうとしたら雨ザーザー降り。
お昼休みの時間に行くことにした。

今日も自室でキーボードをダカダカ、マウスをカチカチ響かせながら作業を進める。
絶対、会社で作業するより集中できてる。
いつもはお弁当の中身何かな?とか、今〇〇さんがトイレで席を外したから10分後にトイレに行こうとか、あの本の続きが読みたいなとか、いろいろ雑念にまみれて作業をしてた。
分からないことがあっても人が怖くて話しかけられないから、その鬱憤を日記の下書きにぶつけながら過ごしていた。

でも今は、自分しかいない空間で仕事ができる。
雨音をBGMにしながら黙々と作業に徹するのは、意外と悪くないもんだ。
お気に入りのひざ掛けやコップなど、好きなものに囲まれながら仕事ができるのは最高だ。

でもやっぱり、集中しすぎて休憩のとり方がうまくいかない。トイレに行きたいなぁと思った時くらいしか自室を出るどころか席を立つことがない。

根っから真面目だと、人目があろうとなかろうと一筋縄ではぐうたらスイッチが入らないのか。まったく習慣と性格というものは恐ろしいものだ。
しかも両親も真面目、というより生真面目なタイプだから、几帳面なところや自分にやたら厳しい部分を矯正したくてもできない。

ひと通り今日の作業を終えてPCの電源を落とす。肩を回したらゴキゴキ音が鳴ったのでびっくりした。おまけに首の血流も悪くなってて頭が重い。これじゃ会社で作業してる時とあんまり変わらない気がする。

自分の部屋にいると、なんだかソワソワして落ち着かないので母親の部屋に居候することにした。
ストーブをつけてひざ掛けと本とスマホを持ち込む。母の部屋にはソファーもあるしフットマッサージャーもあるしテレビもある。軽いリラクゼーションルーム化してる。

だからこそ仕事のことを何も考えなくてよくなる空間だから少しだけ気持ちが和らぐ。
今日の仕事が終わったのに、意識がずっと作業のことに引っ張られるのは嫌だ。

今読んでいる本は「ヒトの目、驚異の進化」。人間の色覚がどれほどの進化を遂げてきたかを考える内容。わたしは脳神経科学者でもないし視神経学者でもないので、読んでいると見たことも聞いたこともない用語がたくさん出てくる。正直、15分以上読んでいると眠くなってくる。

でも、最近は心理学や脳科学などに興味があるので、進んで読むようにしている。何の役に立つかはまったく分からないけど。

次に読みたい本があるので早く読破したいけれど、意外と読み進めるのに難航してる。海外の書籍を訳した本ということもあって、頭の中で内容をゴリゴリ噛み砕きながらでないと理解が追いつかない。
いっそのこと読みたい本を先に読めばいいと思えてくる。でもこのタイミングで読みたい本を読んでしまうと、せっかく読んだ本の内容を忘れそうで怖い。

もう読む順番を変えようかな。読みたくて仕方ない本を猛スピードで先に読んでしまえば、今読んでる本を後でゆっくり吟味しながら読める気がする。

気がついたら今読んでる本を放り出して、AmazonでKindle本のサンプルを読みあさっていた。
さっき読んでいたのはDaiGoさんの「運は操れる」。

わたし自身、運がいいか悪いかと聞かれたら、運がいい方なのかもしれない。適応障害にはなってしまったけど。

適応障害になる前は、「やった!ツイてる!」と思うことが多かった気がする。たぶん。
でも運が味方してるとは思えない。運なんて結局、目に見えない存在なのだから。

DaiGoさんの本を読んだら何か変わるだろうか?もしかしたら、このモヤモヤとした日々を少しでも好転させることができるかもしれない。
たった一冊の本に、そう期待してしまう自分は愚かだろうか。

本はギャンブルだ。当たるも八卦、当たらぬも八卦。
ジャケ買いならぬカバー買いして損したことは何度もある。
これも何かの縁だ。たった1000円の本だし、Kindleなら場所も取らない。

明日の健康診断までの暇つぶしがてら、自分の「運」を操るhow toを学ぶことにする。

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