適応障害とわたし@2020/3/27

6時くらいに起床。体と頭が重くて起き上がれない。久しぶりの寝汗で毛布がジメジメしてる。気分が悪い。しかも中途覚醒しちゃったから脳内が睡眠不足を訴えてるような感覚もある。

身に覚えがあるとすれば、昨日のストロングゼロ。おいしかったな。
アルコールの力はすごい。普段はできないようなことも平気でできる。そのおかげで母とのいつもの喧嘩に終止符を打てた。

出社日に限って、何かしら体に不調が出るようになった気がする。「適応障害だから仕方ない」と片付けてしまえればラクになれる。だけど精神的病気であることには変わらない。治さないといけない。

適応障害になって家族の前で笑えなくなった。
会社では愛想笑いならできる。
テレビやお笑い、ラジオや落語など、好きなものを目の前にしてる時はフツーに笑える。
でも、それが家族や上司の前になると「わたし本来の」笑顔ができない。

休職前のわたしは、それはそれは笑い上戸だった。「笑う門には福来たる」と本気で信じて疑わなかったから。つまらないことにも笑うし、母の前なら進んで笑いをとりにいっていた。
今でも「なぜ人前で笑えなってしまったのか?」を考えるが、根本的な原因がまったく分からない。

母親が最近不機嫌な理由は、わたしが何も語らず笑わないのが気に入らないかららしい。当の本人が原因不明で悩んでるのに、勝手に人の悩みを自分の悩みに置き換えないでほしい。なんと都合の良い思考なんだ。実の母親ながら呆れて何も言えない。

このまま適応障害が治らず、人前で笑えることができずにいたら、どんな未来がやってくるんだろう?
会社をクビになる?家から追い出される?
あながち有り得ない未来でもない。
このままコロナが収束せず、むしろ感染者数が倍増したら、いろんな会社でリストラも起こるだろう。ただでさえ経済が回らないんだから。

そう考えたら、いつクビになってもいいように副業をしていたほうがいいかもしれない。
終身雇用の壁は完全に崩れた。ひとつの会社に依存する時代は終わった。

今の自分が与えられる価値とは何か?

そんなことを考えながら出社したら、びっくり仰天。
社員がほとんどいない。どうやら今日からテレワークになったらしい。
上司から昨日連絡したことを告げられて慌てて社内チャットを確認した。確かにテレワークになったと書いてあった。ガッデム。会社関連の通知全OFFしてたツケが今回ってきた。最悪だ。

それからはもう大変だった。
テレワーク用のPCのセットアップ、今後の作業形態と作業時間の相談。ビデオ通話での打ち合わせに加えて、いつもの資料作り。久しぶりに社内をバタバタ歩き回った。
帰り際に最後の打ち合わせが終わる頃には腕と足と手がプルプル震えていた。

帰る支度をしようとして、はたと気づく。リュックに会社のノートパソコンが入らない。入らないなら手持ちで持って帰るしかない。でもむき出しで持ち歩いたら確実にどこかにぶつける可能性MAX。仕方ないから持っていたカシミヤのストールで包んだ。くそう。せっかくのカシミヤがまさか風呂敷になるとは。

最初は意外と大丈夫かもと思っていた。が、一駅すすむ毎に1グラム重くなってるんじゃないかと思うくらい重い。なんでMacBookじゃないんだ。腕が折れる。

でもよく考えたら、これで来週から鬱々とした気分で電車に乗る必要がなくなった。出社するたびにPASMOにチャージしなくていい。余計なお金が出ていかない。仕事中に人前を気にする必要もない。休憩だって自分のタイミングでとれる。
テレワークに理解のある会社でよかった。神様ありがとう。

でも会社に行く必要がなくなった分、またしばらく半引きこもり状態に逆転戻り。ただでさえ限られた人としか会話できないのに、家で緊張せずビデオ通話に応じられるだろうか。顔出しはしなくていいとのお達しだが、果たして顔の見えない人ときちんと話せるのか?

今さらそんなこと気にしても仕方ない。やるべきことはやるしかない。仕事なんだから。給料もらってるんだから。声が裏返ったって、噛みまくったって、今はやるしかない。どうせ顔は見えないんだから。ピアスばちばちなのもバレないんだから。そう考えたら、ちょっと気楽になれる。

とりあえず、いろいろ考えるのはノートパソコンを無事に持ち帰ってからにしよう。さっきからパソコンを持つ腕がプルプル震えて痙攣を起こしたみたいになってる。お願いだから雨だけは降っていないでくれ。重いノートパソコンを赤子のように抱きかかえながら、長い長い電車の揺れに身を任せるとする。

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