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適応障害とわたし@2020/10/19

太ももが痛い。腰も痛い。肩甲骨あたりも違和感がある。運動と筋肉が足りないのを思い知らされた。そして、とっても寒い。寒すぎる。この時期に甚平+Tシャツだけの寝間着は軽装すぎて凍え死ぬ。
ダイビングと長時間の車移動で疲れていたので久々に長風呂をしたら体がポッカポカを通り越してのぼせる直前まで温まってしまった。このままでは深部体温が高すぎて眠りにつけない。とりあえずTシャツと甚平だけ着て、ビショビショのダイビング器材をベランダに乾かしてから就寝。念のため睡眠導入剤を飲んだけれど、薬の力がなくても数分で寝落ちした。
・・・で、目を覚ましたのが7時40分。当たり前だ。あんなに体が疲れていれば薬なんか飲まなくても朝まで眠れただろうし、薬の副作用で寝すぎることもなかったに違いない。
ベッドに寝転んだまま後悔したって過ぎた時間は戻ってこない。それは去年の秋から何度も何度も身をもって知らされてきたことだ。とにかく9時までに朝のルーティーンを済ませるべく、イスにかかっていたパーカーを羽織って洗面所で顔を洗い、ビリビリ痛む太ももの筋肉痛を和らげるように朝のストレッチに取り組んだ。

朝ごはんに卵かけご飯とホットミルクで作ったプロテインを食べて、冷えた体を温めるべく始業時間の9時までギターの練習をした。末端冷え性な自分にはギターで指を動かして血行促進させるほうが向いている気がする。完全なる憶測だけど。
まぁ、部屋でグデグデ過ごして「寒い~」と言いながらエアコンのスイッチを入れる妹よりは大分マシな方だろう。毎年言ってるけど電気代や灯油代もバカにならないんだから、素足で家の中を動き回るのやめなさいよ!地震や台風で避難所生活になっちゃってエアコンも扇風機もストーブも使えない時になったら困るのは自分なんだから!

でも今日は流石にエアコンを使わないと風邪をひいてしまうレベルで寒い。次のダイビングまでに体調崩したくないんだから、もう少し気を使った気温と天候を提供してくれや。自然現象に文句を言っても仕方がないので口には出さないけど。やっぱり相手が何であれ、悪口や文句は声に出して言うもんじゃないからね。あとで必ずブーメランで自分にそのまま返ってくるもんだから。
その代わり日記では会社や上司、家族に対する不満や文句や愚痴を書きまくってOKなことにしてる。口に出すのはNGだけど、やはり何らかの形で気持ちをアウトプットしないと感情に振り回されてしまうから。
3月に気まぐれで始めた日記だけど、飽き性な自分が3日を過ぎても挫折することなく毎日更新し続けられるなんて。学生時代にも日記らしきものは書いていたけれど、どれもこれも3日も経たずに辞めてしまった。
にも関わらず、noteでの日記が長続きしているのは少なからず誰かに読まれているという緊張感と、その日に自分が何を思ってどんな気持ちを抱いていたのか俯瞰して理解するために役立ってるからかもしれない。昨日みたいにダイビングから帰ってきてクタクタの夜は日記なんて書かずに眠ってしまいたくなるけれど、自己のストレスマネジメントとして立派な役割を担っていることに気づいてからは、どんなに短くてもテキトーでもいいから書くようになった。

気がついたら10月も残りわずか。去年のわたしは今ごろ、みんなが働いてるのに自分だけ働いてないとか、朝から晩まで泣いてばっかりの無価値な存在でいるくらいなら死んだほうがマシだとか、夜中に自殺方法がたくさん載ってるサイトを熟読しながらODしたりと、パワハラと過労でボロボロになった心と体を傷つけまくっていた。
あの頃のわたしは適応障害よりも抑うつ状態がひどくて本当に気が狂っていた。母親にも「そんなに嫌なら死んじゃう?」とか煽られたりしたこともあったので、余計に「あぁ…、わたしは家族からも見放されて生きてる価値もない邪魔な存在なんだ」と何度も思った。
でも自殺する勇気だけは全然なくて、どうしたら血を流さず苦しまず、誰にも見つからずに「わたし」という1人の人間の存在を消し去れるのか、飽きもせず考え続けていた。

そして1年後の今。あれ以来ODなんて馬鹿げたこともしてなければ、朝から晩まで泣いて過ごす日もなくなった。たまに映画やアニメに感動したり、上司や家族にメンタル疾患を理解してもらえなくて泣きたくなることはあるけど。
それでも生きてる。ちゃんと呼吸もして自分の足で歩いたり走ったりしている。それだけで今は十分じゃないか。人間が生きるための必要十分条件は満たしている。
別に無理して背伸びする必要なんてない。自分にとって心地よくて楽しくて幸せに感じられる時間を作っていけばいいだけだ。

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