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米Yahoo Finance攻略(2) Portfolio表示でワンランクアップ V0.1

 米Yahoo Financeは、下記のように自分の見たい内容を編集してリスト形式で様々な指標を表示させられます。おすすめの指標と設定方法、指標の見方を説明します。

Edit View を押すと、下記のような表示が出ますので、好みのViewを選択できます。

・Simbol、Last Price、Chg%

いつも皆さんが見ている基本情報です。

・PER(TTM)→(Trailing P/E)、PER(FWD)→(Forward P/E)

企業の利益に対し、株価がどれぐらい割高なのか分かります。

PER(TTM)は過去4四半期=1年間、の実績利益で計算
PER(FWD)は未来の4四半期=1年間、アナリスト予想

数字が大きいほど割高

PER(FWD)の中央値は、おおよそ15-25の間だと考えて下さい。

株価は未来予想を織り込むので、過去のPER(TTM)より、同じ未来予想であるPER(FWD)の方が大事です。コンセンサス予想だからブレるのですが、だからこそ株価もブレるということです。

・Price/Sales(PSR)

 赤字の会社を評価したい場合、PERは非表示(あるいはマイナス値)なので使用できません。そこで、売上に対して株価がどれぐらい割高かをPSRという数値で表し評価する場合があります。

※赤字の会社に投資することには慎重になってください。

・Market Cap(時価総額)

企業のおおよその大きさが分かります。

一般に時価総額の大きな会社ほど値動きが安定しおり、また社会により広く認知されており信頼度が高いです。初心者は出来るだけ時価総額の大きな銘柄に投資するようにして下さい。(時価総額の観点では、GAFAMへの投資が理想です。)

米国上場会社の上位500社の最低時価総額がおおよそ28B(280億ドル)です。それを下回る銘柄に投資することには慎重になった方良いと思います。

時価総額が10Bを切る会社への投資は相当慎重になってください。情報も取りにくい銘柄であることが多いです。

・52Wk High(52週高値)

チャートが右肩上がりの銘柄に投資することが理想的です。現在の株価が52週(≒過去1年間)の高値付近にあるかどうかを見ればチャートが右肩上がりであるかどうかの簡易的な判断ができます。

※52週高値から2割以上下落している銘柄への投資には、慎重になってください。

・Volume(直近の出来高)、Avg Vol(3m)(過去3か月出来高平均)

出来高が少ない日の株価の変化は、あまり信用がおけません。それを簡単に判断するために、過去3か月出来高平均に対して、直近の出来高が多いか少ないか比べれば、「出来高が多いのか少ないのか」の目安が簡単にわかるようになります。

※直近の出来高が過去3か月出来高平均より少ないのに株価が大きく変化している場合は、その値動きを信用しないで下さい。(本来、値動きが大きい日は出来高も大きくなりやすい)

・Earnings Date(決算発表予定日)

決算は企業の成績表です。決算が悪くて暴落したり、好決算期待により決算直前に株価が上がるなど、決算に起因する特有の値動きをする場合がよくあります。決算発表予定日は変更になる事があるので気を付けましょう。

※決算日とその前後の値動きには最大限の注意を払ってください。決算前の売買(特に買い付け)は避けて下さい。決算を見て、内容が良ければ買い、悪ければ売却を検討してください。

※決算発表予定日で順番の入替(ソート)すれば、近いうちにどの銘柄の決算があるのか一目瞭然ですので、是非利用しましょう。


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